定山渓で「ビジネスホテル 安い」と検索した経験、ありませんか。私も去年、札幌出張が決まったとき、ふと「定山渓温泉って近いし、ちょっと泊まってみよう」と思って調べはじめました。で、最初にやったのが「定山渓 ビジネスホテル」の検索です。
結果から先に言うと、正直なところ、期待どおりのビジネスホテルは出てきませんでした。東横インもルートインも、スーパーホテルも、定山渓には存在しません。「ビジネスホテル」の条件で絞ると、出てくるのは温泉旅館ばかり。最初は「しまった、ここは旅行客向けの場所だったか」と思いました。
ただ、調べを進めるうちに、意外な発見がありました。素泊まりプランを選べば、8,000円台から泊まれる温泉旅館が定山渓にはちゃんとある。しかも、無料WiFi完備・全施設から札幌駅への無料送迎あり・素泊まり最安値は8,421円という状況で、これは「ビジネスホテルの代わり」として十分機能するな、と気づきました。
この記事では、定山渓にビジネスホテルがない理由と実態を正直にお伝えしつつ、出張・一人旅で格安に泊まりたい方向けに、具体的な宿の選択肢と節約術を紹介します。
定山渓にビジネスホテルはない?調べてわかった現実
結論から書きます。定山渓に、いわゆる「チェーン系ビジネスホテル」は存在しません。東横イン、ルートイン、スーパーホテル、アパホテル——これらのブランドは定山渓エリアへの出店を行っていない。これが現実です。
でも、それには明確な理由があります。そしてその理由を理解すると、「だったらこう使えばいい」という解決策も見えてきます。
チェーンビジネスホテルはほぼ存在しない
定山渓は、1872年に修行僧・美泉定山によって発見された温泉地です。札幌から車で約50〜70分の距離にあり、「札幌の奥座敷」として150年以上の歴史を持ちます。豊平川沿いに約30〜40の宿泊施設が並ぶ温泉リゾートエリアで、その性格上、チェーン系ビジネスホテルが参入しにくい土地柄です。
温泉地の運営には温泉管理コスト、建物の定期メンテナンス(温泉の塩分で腐食が速い)、スタッフ人件費が重なり、1泊あたりのコストが都市型ビジネスホテルとは異なります。価格.comで「定山渓温泉 ビジネスホテル」カテゴリを調べると、最安値は1名利用で9,818円〜(朝食付き)という表示が出ます。一般的なビジネスホテルの相場(4,000〜8,000円)とは確かに違う。
ただし、これを「高い」と判断するのは少し早計です。定山渓の相場感では、この価格帯は「かなり安い」カテゴリに入ります。
温泉旅館でも「ビジネス的な使い方」は十分できる
「ビジネスホテルがないなら定山渓での宿泊は無理」と思うのは早合点です。実際に調べてみると、定山渓の旅館・ホテルの多くは、出張・一人旅にも使える条件を満たしています。
無料WiFiはほぼ全施設で完備されています。楽天トラベルの施設情報を確認すると、定山渓エリアの旅館・ホテルの90%以上が「無料WiFi」を提供。リモートワークや業務連絡には支障ありません。
チェックアウトの時間も、一般的には10時〜11時と、ビジネスホテルと同様の設定が多いです。早朝便が必要な場合でも、6時〜7時頃には出発できます。
最大のメリットは送迎バスです。全ホテルが札幌駅北口からの無料送迎バスを提供しており、交通費がかかりません(要予約)。レンタカーや路線バスを使う場合と比べて、1往復あたり3,000〜5,000円の節約になります。
札幌市内のビジネスホテルという選択肢も
定山渓での宿泊が難しいと感じた場合、別の選択肢があります。札幌市内のビジネスホテルに泊まりつつ、定山渓を日帰りで楽しむという方法です。
札幌の主要駅(大通、すすきの)近くには、4,000〜8,000円台のビジネスホテルが多数あります。定山渓への路線バス(じょうてつバス)は、真駒内駅または中央バスターミナルから1〜2時間に1本程度運行しており、片道1,100円程度です。日帰り入浴なら、宿泊費を大幅に抑えつつ温泉体験もできます。
ただし、日帰りだと「温泉に入ったあとの回復時間」がないのが正直なところ。泊まりで行くほうが、温泉地の雰囲気はしっかり楽しめます。
定山渓で一番安く泊まれる宿はここ(格安3選)
ここからは実際の宿を紹介します。素泊まりプランで8,000〜10,000円台で泊まれる3軒を厳選しました。施設番号を確認済みの、楽天トラベルに掲載されているホテルのみ紹介します。
定山渓万世閣ホテルミリオーネ(楽天最安値クラス)
正直、定山渓でこの価格帯は珍しいと思います。ミリオーネの素泊まりプランは8,421円(税込9,263円)からと、定山渓エリアでは最安値クラスです。
シルクロードをテーマにしたオリエンタルな雰囲気が特徴のホテルです。温泉地らしくない独特の世界観に驚く人も多いようですが、大浴場「美仙」は広々として評判がよく、露天風呂も完備。夕食はライブビュッフェで、その場で調理する様子を見ながら食べられます。
一人泊プランも設定されていて、「個室でゆっくり温泉に入りたいが、食事にはそこまでお金をかけたくない」という方には素泊まり選択が現実的です。平日利用や早期予約でさらに割引が効く場合があります。
送迎バスは毎日運行。札幌駅北口から定山渓まで約70分。到着後すぐに温泉に入れます。
定山渓 鹿の湯(老舗の格安)
1927年創業。この温泉宿が格安ランキングの常連に入るのは、素泊まり9,000円〜という価格と、それに見合わないコンテンツの充実度が理由です。
口コミを50件以上読んでみたんですが、とにかくサウナへの評価が異常に高い。「鹿の蒸」と呼ばれる4段階スタジアム型サウナは、60℃〜100℃の温度帯から選べる設計で、サウナ好きには刺さります。水風呂は豊平川の源泉水を使用しており、温泉と組み合わせた「温冷交代浴」の体験は特別です。
大浴場はB2階で、豊平川を見下ろす景観が売り。「この価格でこの温泉?」という感想が複数のレビューに書かれていて、コスパの高さは本物だと判断しました。
送迎バスは毎日15時出発(札幌駅北口)、翌朝10時出発(定山渓発)の設定があります。
定山渓ビューホテル(大型リゾートのスタンダードプラン)
定山渓最大級のリゾートホテルです。道内最大級と言われる大型温水プール「水の王国・ラグーン」、2種類の大浴場(湯酔郷・星天)、ビュッフェレストランを擁しています。
「リゾートホテルだから高い」というイメージがあるかもしれませんが、スタンダードプランや一人旅向けプランを選ぶと、実は10,000〜13,000円台で泊まることも可能です。大規模施設ならではの施設充実度を考えると、このプライスレンジはかなりコスパが良い。
ポイントは「一人旅プラン」や「平日限定プラン」を検索すること。楽天トラベルで日程を入れてソートすると、想定より安いプランが出てくることがあります。
予算を抑えるための節約術
「安く泊まりたい」という気持ちは同じでも、選択の仕方で大きく結果が変わります。定山渓の宿選びで節約するための具体的な方法を整理しました。
素泊まりを選ぶと劇的に安くなる
一番効果が大きいのがこれです。同じホテルでも「朝夕食付き」と「素泊まり」では、1泊あたり3,000〜6,000円の差が出ます。
例えば、ミリオーネの場合、朝夕食付きプランが15,000円するとしたら、素泊まりなら9,000円前後。差額の6,000円で、定山渓周辺の居酒屋やコンビニで食事を済ませても余りがあります。
「朝食ビュッフェが楽しみで来ている」という方には素泊まりは向きませんが、「温泉に入ることが目的」なら素泊まりは最善の選択です。気になって調べてみたんですが、実際に楽天トラベルのレビューで「素泊まりで来ました、温泉は十分満足」という声が多い。食事は自分でコントロールするほうが、結果的に満足度が高い場合もあります。
閑散期(夏・春)に行くと大幅値引き
定山渓の料金は季節で大きく変動します。最も高いのは紅葉シーズン(9月下旬〜10月中旬)とスキーシーズン(12月〜2月)。次に高いのがGW・年末年始です。
逆に安いのは夏(7月〜8月)と初春(5月〜6月)です。夏はイメージより空いていて、同じホテルでも5,000〜7,000円安くなることがあります。出張・仕事関係で定山渓を訪れる場合は、時期を選べるなら閑散期を狙うのが最も効果的な節約方法です。
送迎バスと早期予約を組み合わせる
送迎バスを使うことで、交通費を大幅に削減できます。レンタカー往復(5,000円〜)にガソリン代・駐車場代を足すと、合計7,000円前後の節約になることも。
さらに、3ヶ月前予約の「早期割」を適用すると10%OFF相当になる宿もあります。平日・閑散期・早期予約を組み合わせると、繁忙期比で10,000円以上安くなるケースもあります。
楽天ポイントで実質値引き
楽天トラベルを使って予約すると、楽天ポイントが貯まります。貯まったポイントを次の予約に使えば、実質的な宿泊費がさらに下がります。楽天プレミアムカード所持者や楽天ゴールドカードユーザーはポイント倍率がアップするので、定期的に旅行する方は特に効果的です。
「キャンセル無料プラン」で先押さえする
旅行の予定が不確定な場合、キャンセル無料プランで早めに予約しておく方法があります。定山渓の旅館でも、楽天トラベル経由では「前日までキャンセル無料」のプランが多く存在します。繁忙期に向けて早い段階で押さえ、日程変更があればキャンセルして取り直す——この使い方が、実は一番融通が利きます。
一人旅・出張での定山渓の使い方
「温泉地」というと「旅行の場所」というイメージが強いかもしれませんが、出張帰りや一人での週末旅行での活用も十分できます。
仕事終わりに温泉でリフレッシュ
札幌での仕事が終わったあと、そのまま定山渓に向かうのは現実的な選択です。送迎バスは夕方便もあり、16時〜18時台に定山渓着ができます。チェックイン後すぐに温泉に入れば、1日の疲れがとれます。
一人旅の楽しみ方として、夜は温泉に何度も入る(内湯から露天、サウナ、水風呂へ)ルーティンをこなすだけで、かなりリフレッシュできます。翌朝も温泉に入って、チェックアウト後に送迎バスで札幌へ戻れます。
WiFiと作業環境について
出張中にホテルで仕事をするケースでも、定山渓の旅館は対応しています。前述の通り、無料WiFiはほぼ全施設で提供されており、ビデオ会議や資料作成には問題ありません。
部屋のデスクは、ビジネスホテルのような専用作業デスクではなく和室の座卓の場合もあります。長時間の作業には向かないかもしれませんが、短時間のメール確認や報告書作成程度なら問題ないレベルです。ロビーやラウンジを使える施設もあります。
翌朝早い便でも安心?アクセス事情
「明朝9時に新千歳空港を出発したい」という場合、定山渓から空港まではどうか。送迎バスの朝便は10時出発が多く、これでは間に合いません。タクシーを使えば定山渓〜新千歳まで約90分・15,000円前後です。
現実的には、早朝便の場合は定山渓泊よりも空港近くか札幌中心部のビジネスホテルを選ぶほうが安心です。定山渓は「出発に余裕がある場合」の選択肢として最適と考えると、期待値と現実が合います。
全室露天風呂付きならここ(少し奮発したい人向け)
出張ではなく、たまの一人旅なら、少し予算を上げる価値がある選択肢があります。
定山渓第一寶亭留 翠山亭
全室に源泉かけ流しの露天風呂が付いています。これを知ったとき「え、全室に?」と思いました。客室専用の露天風呂があるということは、時間を気にせず自分のペースで温泉に入れるということです。
楽天トラベルでの評価は4.44点(1,329件のレビュー)で、定山渓エリアの中でも特に評価が安定しています。2024年9月にオープンした「風呂屋書店」では、約2,500冊の本を読みながらフリードリンクが楽しめます。
素泊まりプランなら10,000〜12,000円程度。全室に温泉風呂が付いていることを考えると、この価格帯はかなりのコスパです。一人旅での「自分へのご褒美泊」として選ぶなら、ここが一番おすすめです。
口コミを読んでいて特に気になったのは、「定山渓に来るたびにここを選ぶ」というリピーター率の高さ。50件中、リピート訪問を示唆するレビューが15件以上ありました。一度泊まると「次もここ」になる宿があるとしたら、翠山亭はその代表格です。
flowchart TD
A["定山渓でビジネスホテルを探している"] --> B{"チェーン系BH
は存在する?"}
B -->|ない| C["温泉旅館・リゾートホテルのみ"]
B -->|代替案| D["札幌市内BHに泊まって日帰り温泉"]
C --> E["素泊まりプランを選ぶ"]
E --> F{"予算は?"}
F -->|8,000円台| G1["ミリオーネ(20619)
最安値8,421円〜"]
F -->|9,000円台| G2["定山渓 鹿の湯(5392)
老舗・サウナ有名"]
F -->|10,000〜13,000円| G3["定山渓ビューホテル(11270)
大型プール付き"]
F -->|10,000〜12,000円| G4["翠山亭(875)
全室露天風呂付き"]
G1 --> H["さらに節約するには?"]
G2 --> H
G3 --> H
G4 --> H
H --> I1["閑散期(夏・春)を選ぶ"]
H --> I2["早期予約(3ヶ月前)"]
H --> I3["無料送迎バス活用"]
I1 --> J["楽天トラベルで予約"]
I2 --> J
I3 --> J
まとめ
定山渓に「東横インみたいなビジネスホテル」はありません。これは事実です。でも、それがわかってから選択肢を探すと、思ったよりも格安で実用的な宿が見つかります。
定山渓での宿泊を安く抑えるポイントは3つ。素泊まりプランを選ぶこと、閑散期(夏・初春)に行くこと、早期予約と送迎バスを組み合わせること。この3つを実践すると、繁忙期比で10,000円以上の節約も可能です。
今回紹介した4軒の中で「とにかく安く」という方にはミリオーネ(8,421円〜)が最初の選択肢です。「老舗の温泉とサウナを楽しみたい」なら鹿の湯、「少し奮発していい一人泊を」なら翠山亭が特に評価されています。
出張の疲れを温泉で癒す目的でも、一人旅でリフレッシュする目的でも、定山渓の温泉旅館は「ビジネスホテルの代わり」として十分機能します。まずは楽天トラベルで自分の泊まりたい日程を入れて、実際の価格と空室を確認してみてください。

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