「箱根はもう何度も行ったし、熱海は混みすぎて…静かにゆっくりできる温泉宿ってないかな」
そう思うこと、ありませんか?神奈川といえば箱根や湯河原が有名ですが、実は神奈川には知る人ぞ知る秘湯・穴場温泉が点在しています。丹沢の山中に佇む「信玄の隠し湯」や、一軒宿だけが守り続ける強アルカリの美肌温泉、明治の侯爵別邸を転用した歴史的な宿など、箱根とは全く異なる温泉体験ができる場所があるんです。
今回は、神奈川在住・近隣在住の方が週末に訪れやすい、神奈川の秘湯・穴場温泉宿を6軒厳選しました。泉質の特徴・秘湯らしさ・アクセス・価格帯を具体的に紹介しますので、次の温泉旅行の参考にしてみてください。2026年3月時点の情報です。
神奈川の秘湯を選ぶ3つのポイント
「秘湯」と一口に言っても、何をもって秘湯と呼ぶかは人によって異なります。宿選びの前に、自分がどんな体験を求めているかを整理しておくとスムーズです。
秘湯らしさを決める「泉質」と「一軒宿」という条件
本当の意味での秘湯体験には、大きく2つの要素があると思います。ひとつは「ここにしかない泉質」、もうひとつは「人里離れた一軒宿」という条件です。
神奈川の秘湯エリアには、pH9.8以上の強アルカリ泉(日本でも希少な泉質)や、地下300mから汲み上げる完全かけ流しの源泉宿が存在します。こうした泉質は都市部の温泉施設では体験できないもので、肌がするするになる「美肌の湯」として温泉マニアに高い評価を受けています。
中川温泉 かくれ湯の里 信玄館は、武田信玄が傷の治療に使ったとされる「信玄の隠し湯」の伝説を持つ中川温泉の中心的な宿。丹沢の山中という立地と、アルカリ単純泉の柔らかい湯が「ここならではの体験」を作り出しています。
都心からのアクセスと秘湯感のバランス
「秘湯感が高い=アクセスが悪い」というわけではありません。神奈川の秘湯の良いところは、都心から1〜2時間でたどり着けながら、着いた瞬間に日常から切り離されたような感覚になれること。
丹沢の七沢温泉・中川温泉エリアは本厚木駅・新松田駅から1時間以内でアクセス可能です。湯河原エリアはJR湯河原駅まで品川から特急で約1時間10分。「日帰りではなく1泊して静かにゆっくりしたい」と感じたとき、気軽に行けるのが神奈川秘湯の強みです。
価格帯とシーズンの選び方
神奈川の秘湯宿は、1軒宿や少室数の宿が多いため、シーズンによって価格変動が大きくなります。紅葉シーズン(10〜11月)・大型連休・お盆は早めの予約が必須です。
逆に、平日・梅雨時期・真冬(1〜2月)はオフシーズンとなり、同じ宿でも価格が下がりやすい傾向があります。特に冬の温泉宿は「冬の澄んだ空気の中で温泉に入る」という特別な体験ができるため、温泉通の間では逆に人気が高い時期でもあります。
神奈川の秘湯おすすめ6選
flowchart TD
A[神奈川の秘湯を探す] --> B{重視するポイントは?}
B -->|泉質・美肌の湯| C[強アルカリ泉の宿]
B -->|価格・アクセス| D[丹沢・厚木エリア]
B -->|秘湯感・一軒宿| E[一軒宿・奥地の宿]
C --> F[広沢寺温泉 玉翠楼 pH9.8\nまたは七沢温泉 福元館 pH10]
D --> G[七沢温泉 福元館\n本厚木から25分]
E --> H{歴史・文化も楽しみたい?}
H -->|はい| I[湯河原 清光園\n旧井上馨侯爵家別邸]
H -->|いいえ| J{予算は?}
J -->|コスパ重視| K[湯河原 源泉宿ゆっくり\n源泉かけ流し]
J -->|特別旅行| L[奥湯河原 結唯YUI\n全室露天付き]
それでは、神奈川の秘湯・穴場温泉宿を6軒ご紹介します。
1. 中川温泉 かくれ湯の里 信玄館—信玄の隠し湯で知られる丹沢の秘湯
神奈川随一の秘湯感を味わえるのが、中川温泉 かくれ湯の里 信玄館です。
武田信玄が合戦の傷を癒したとされる「信玄の隠し湯」伝説を持つ中川温泉。丹沢の山中に静かに佇む旅館で、アルカリ単純泉の柔らかい湯が「美肌の湯」として知られています。大浴場・露天風呂のほか貸し切り家族風呂もあり、カップルや少人数グループでも温泉をプライベートに楽しめます。
「こんなところに温泉宿があるのか」という山奥への道のりが、非日常感をさらに高めてくれます。新松田駅からのアクセスは車で約30分。送迎サービスも利用可能です。価格は大人1名15,000円〜(2食付き)。
2. 広沢寺温泉 玉翠楼—東丹沢唯一の一軒宿・日本名湯100選の強アルカリ泉
一軒宿の秘湯らしさを神奈川で体験するなら、広沢寺温泉 玉翠楼は外せません。
東丹沢大山国定公園内にある広沢寺温泉唯一の旅館で、泉質はpH9.8以上の強アルカリ泉。「日本の名湯100選」に選ばれた美肌の湯で、入浴後は肌がすべすべになると感じる方が多いです。岩を組んだ露天風呂から四季折々の山の景色が楽しめ、「ここが神奈川?」と感じるような深い山の静寂が魅力です。
本厚木駅からバスで約30分とアクセスしやすく、神奈川在住の方が「ちょっと本格的な温泉体験をしたい」ときに選ぶ宿としておすすめです。価格は大人1名18,000円〜(2食付き)。
3. 七沢温泉 福元館—あつぎ温泉郷の山の隠れ家・pH10以上の美肌温泉
七沢温泉 福元館は、本厚木から25分という好アクセスながら、丹沢の山懐に溶け込んだ静かな温泉宿です。
七沢温泉のお湯はpH10以上という日本トップクラスの強アルカリ泉。「美人の湯」として名が通っており、入浴後の肌のなめらかさには驚く方が多いです。温泉の質を重視する方、都市部の銭湯とは全く異なる本物の温泉体験をしたい方に特に向いています。
老舗旅館らしい落ち着いた雰囲気と、料理・おもてなしの評価が高い宿。価格は大人1名12,000円〜(2食付き)と、今回紹介する6軒の中ではコストパフォーマンスが高い部類に入ります。
4. 湯河原温泉 源泉宿 ゆっくり—地下300mからの源泉かけ流しを独り占め
「かけ流しの温泉に入りたい」という温泉通の方に口コミで広まっているのが、湯河原温泉 源泉宿 ゆっくりです。
宿内の地下300mから汲み上げる自家源泉を、加水なし・加熱なし・循環なし・塩素消毒なしで提供。完全かけ流しの源泉温泉は湯河原でも珍しく、口コミ評価は4.8以上という高さです。「これが本物の温泉だと初めて分かった」という感想が口コミに並んでいました。
JR湯河原駅から車で約5分という利便性も魅力。湯河原温泉の中でも知る人ぞ知る穴場的な宿で、リピーターが多いのもうなずけます。価格は大人1名13,000円〜(2食付き)。
5. 湯河原 清光園—明治の別邸に泊まる、歴史建築の秘湯体験
温泉の「秘湯感」に加えて、「歴史的な建築の中に泊まる」という特別体験を求める方には、湯河原 清光園 旧井上馨侯爵家別邸の宿がおすすめです。
明治の政治家・井上馨侯爵の別邸を転用した歴史的旅館で、緑深い庭と明治建築の雰囲気が唯一無二の宿です。湯河原温泉の源泉を使用した温泉で、歴史の重みを感じながら入浴できます。「こんな宿があったとは」と驚く口コミが目立ち、歴史好き・建築好きにも響く一軒です。
温泉の質と歴史の深さ、両方を求める旅行者に向いています。価格は大人1名20,000円〜(2食付き)。
6. 奥湯河原 結唯 YUI—山奥に佇む全室露天付きの隠れ家旅館
「全室露天風呂付き」「少室数」「山奥の静寂」という秘湯旅行の三拍子が揃っているのが、奥湯河原 結唯 YUIです。
湯河原駅から奥へさらに15分ほど山を登った奥湯河原エリアに位置する、小規模でモダンな旅館。湯河原温泉の源泉かけ流しを全室のプライベート露天風呂で楽しめるため、他の宿泊客を気にせず「自分たちだけの温泉時間」を満喫できます。
価格は大人1名30,000円〜(2食付き)と今回紹介する中では最も高価格ですが、ペアやカップルの記念旅行、ご褒美旅行として「一度は泊まりたい」という口コミが多い宿です。
エリア別・目的別の選び方
6軒をエリアと目的で分類すると、選びやすくなります。
丹沢・厚木エリア(近場でプチ秘湯体験)
信玄館(中川温泉)・玉翠楼(広沢寺温泉)・福元館(七沢温泉)の3軒は、いずれも神奈川県内の丹沢山地周辺に位置します。
中川温泉 かくれ湯の里 信玄館は新松田・谷峨駅アクセスで、東名高速(大井松田IC)からも近く、東京方面からの車旅行に向いています。玉翠楼・福元館は本厚木駅起点で、小田急線沿線のユーザーには特に便利なエリアです。
湯河原・奥湯河原エリア(本格秘湯体験)
湯河原エリアの3軒(源泉宿ゆっくり・清光園・結唯YUI)は、JR東海道線の湯河原駅からアクセスできます。
湯河原温泉 源泉宿 ゆっくりは駅近でリーズナブルな源泉かけ流し宿、奥湯河原の結唯YUIは山奥の全室露天付き高級旅館と、同じ湯河原でも全く異なる体験ができます。初めての湯河原秘湯なら源泉宿ゆっくり、特別な旅行なら結唯YUIという選び方もできます。
秘湯初心者と上級者、それぞれへのおすすめ
秘湯旅行が初めての方には、アクセスしやすく価格も控えめな七沢温泉 福元館か、湯河原温泉 源泉宿ゆっくりがおすすめです。温泉の質の違いを実感しやすい泉質で、「本物の温泉って違うな」と体感できる宿です。
秘湯マニア・温泉通の方なら、広沢寺温泉 玉翠楼の「広沢寺温泉唯一の一軒宿」体験か、奥湯河原 結唯YUIの「全室露天付き山奥の宿」体験を選ぶと満足度が高いと思います。
神奈川の秘湯を訪れる際の注意点とコツ
実際に訪れる前に知っておきたいことをまとめました。
予約は早めに(少室数の宿は特に注意)
今回紹介した宿の多くは、10〜20室程度の小規模旅館です。特に広沢寺温泉 玉翠楼・奥湯河原 結唯YUIのような一軒宿・少室数の宿は、週末の予約が2〜3ヶ月前に埋まることも珍しくありません。
紅葉シーズン(10〜11月)・GW・年末年始は特に混雑するため、行きたい宿が決まったら早めに楽天トラベルで空室を確認することをおすすめします。逆に平日・梅雨時期・1〜2月は空きが出やすく、価格も下がりやすいです。
温泉成分が濃い宿での入浴マナー
広沢寺温泉・七沢温泉のようなpH10前後の強アルカリ泉は、温泉成分が非常に濃く、長時間の入浴は肌に刺激を与えることがあります。一般的には20〜30分以内の入浴が推奨されており、入浴後はシャワーで温泉成分を軽く洗い流すかどうかは宿のルールに従うのが基本です。また、敏感肌の方はまず短時間の入浴から試してみるのが安心です。
秘湯の季節・紅葉・新緑の見どころ
丹沢の秘湯(中川温泉・広沢寺温泉・七沢温泉)は、10〜11月の紅葉シーズンが特に美しいです。温泉の湯けむりと色づいた山の風景のコントラストは、秘湯ならではの贅沢な景色。
春(4〜5月)の新緑も透き通るような鮮やかさで、どの季節に訪れても異なる表情を見せてくれます。湯河原エリアは温暖な気候で、梅(2〜3月)の名所としても知られています。旅行の計画を立てる際は、季節の見どころも合わせてチェックしてみてください😊 最新の宿泊状況は楽天トラベルで確認できます。
まとめ
今回は神奈川の秘湯・穴場温泉宿を6軒ご紹介しました。神奈川には箱根・熱海以外にも、都心から1〜2時間でたどり着ける本格的な秘湯体験ができる宿がたくさんあります。
改めてまとめると、
- 信玄の隠し湯の歴史と丹沢の秘湯感なら → 中川温泉 信玄館
- 強アルカリ一軒宿の本格秘湯体験なら → 広沢寺温泉 玉翠楼
- コスパ重視で美肌の湯を楽しむなら → 七沢温泉 福元館
- 源泉かけ流しの温泉を味わうなら → 湯河原温泉 源泉宿 ゆっくり
- 歴史建築の特別な宿体験なら → 湯河原 清光園
- 全室露天付きの贅沢な山宿なら → 奥湯河原 結唯 YUI
定番の箱根に少し飽きてきたら、ぜひ神奈川の知られざる秘湯を訪れてみてください。温泉の質・環境・静けさで箱根に引けを取らない、いやそれ以上の体験が待っているかもしれません😊
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