北海道の秋って、本州より1ヶ月近く早く来るって知っていましたか。気になって調べてみたんですが、釧路をはじめとする道東エリアは、10月に入ると一気に秋色に染まります。本州がまだ半袖で過ごしているころ、道東の湖畔はナナカマドの赤とダケカンバの黄色が入り混じって、もう信じられないくらいきれいなんです。
釧路周辺の紅葉が特別なのは、スケール感が桁違いだというところです。阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖、そして日本最大の湿原・釧路湿原と、見どころが一エリアに集中していて、2泊3日あればすべて回れる。しかも、観光地として整備されていながら、混雑がそれほどひどくない。京都の紅葉シーズンとは比べものにならないくらい、ゆったりと楽しめます。
正直、最初は「紅葉を見るだけで北海道まで行くのは大げさかな」と思っていたんですよね。でも調べれば調べるほど、これは行く価値があると確信しました。口コミをたくさん読んだ結果、「道東の秋は一生に一度は見るべき」という意見が圧倒的に多かったんです。これは本物だと思います。
この記事では、2026年の釧路周辺の紅葉名所を5つ厳選して紹介します。見頃の時期やアクセス方法、せっかくなら泊まりたいおすすめホテルまで、旅行計画に必要な情報をまとめました。秋の道東旅行を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
釧路の紅葉の特徴と見頃時期
釧路周辺の紅葉の魅力を語る前に、まず「なぜこのエリアの紅葉が特別なのか」を少し説明させてください。本州で紅葉が見頃を迎える11月ごろ、釧路の木々はすでに葉を落とし始めています。それくらい、道東の秋は早いんです。
北海道の紅葉が早い理由
北海道の紅葉が本州より1ヶ月早い理由は、気温差にあります。紅葉が始まる条件のひとつは「最低気温が8℃を下回ること」とされていますが、釧路など道東エリアでは9月下旬にはすでにこの気温を下回る日が出てきます。
しかも道東は太平洋側のため、夏は意外と涼しく、一方で秋の冷え込みが本州より早く強い。この「夏涼しく、秋急に冷える」という気候が、色づきをより鮮やかにする要因でもあります。アカエゾマツやエゾマツなどの針葉樹が背景に広がり、その前にダケカンバやカエデの黄金色・赤が映える風景は、北海道ならではの景観です。
さらに、湖の多い道東では水面に映る紅葉も楽しめます。逆さ富士ならぬ「逆さ紅葉」が湖面に映る光景は、他のエリアではなかなか見られません。
2026年の見頃時期の目安
2026年の釧路周辺の紅葉見頃時期は、例年の傾向から次のように予測できます。2026年3月時点の最新情報は気象協会の予報ページを確認することをおすすめします。
阿寒湖・オンネトー周辺の見頃は10月上旬〜中旬(ピークは10月5日〜15日ごろ)、摩周湖・屈斜路湖・美幌峠は10月上旬〜中旬(ピークは10月8日〜18日ごろ)、釧路湿原は10月上旬(ヨシが色づくのは少し早め)、釧路市内の公園は10月中旬〜下旬が目安です。なお、年によって1〜2週間前後することもあるため、旅行の直前に最新の紅葉情報を確認するのがおすすめです。
紅葉狩りの服装・持ち物アドバイス
10月の釧路は、日中でも最高気温が15℃前後、朝晩は5℃以下まで冷え込むことがあります。本州の感覚で薄手のジャケットだけで出かけると、ほぼ確実に後悔します。
防寒着は必須です。フリースやダウンジャケットを持っていくことを強くおすすめします。また、展望台や湿原の遊歩道を歩くことが多いので、歩きやすいスニーカーか軽登山靴があると安心。霧が出やすいエリアでもあるので、突然の雨に備えた折りたたみ傘やレインウェアも用意しておくといいですよ。
阿寒湖の紅葉|道東随一の湖畔紅葉
釧路の紅葉スポットといえば、まず挙げられるのが阿寒湖です。阿寒湖温泉という温泉地があるため、宿泊しながら紅葉を楽しめる贅沢なスポットで、道東の紅葉旅行の拠点として人気があります。
個人的には、ここが道東で一番「紅葉らしい紅葉」が楽しめる場所だと思っています。湖面に映る紅葉、温泉の湯気が立ち上る温泉街の奥に色づいた山が見える風景、どれをとっても絵になりすぎて、カメラを持っていたら何枚撮っても足りなくなります。
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阿寒湖畔の見どころ
阿寒湖の湖畔には遊歩道が整備されており、ゆっくりと散策しながら紅葉を楽しめます。特に「ボッケ遊歩道」と呼ばれるルートは、地熱でぐつぐつと泡立つ「ボッケ(泥炭地)」のそばを歩けるユニークな道で、ナナカマドの赤い実と紅葉が重なる風景が見事です。
湖畔に立って対岸を眺めると、雄阿寒岳の山肌が黄色やオレンジ、赤のグラデーションで染まっています。湖面が穏やかな朝には、その姿が水面にそっくりそのまま映り込む。これが口コミで「一生の思い出になった」と言われる理由で、実際に目で見るとスマホのカメラでは全然収まりきらないほどのスケールです。
阿寒湖温泉の温泉街には、地元のアイヌ文化に触れられる「アイヌコタン」もあります。木彫りの工芸品や伝統舞踊など、紅葉と合わせて楽しめるコンテンツが豊富で、1日では時間が足りないくらいです。
滝見橋の紅葉
阿寒湖畔から国道240号を釧路方面に約4kmほど下ったところにある「滝見橋」は、地元の人のあいだでは阿寒湖周辺の紅葉スポットで外せない場所として知られています。
橋の上から阿寒川を見下ろすと、川沿いに連なるカエデが真っ赤に色づき、まるで紅葉のトンネルを覗き込むような感覚が味わえます。カエデのほか、黄色く色づいたカツラやダケカンバも混在し、赤・橙・黄のグラデーションが圧巻です。
湖畔の見どころと滝見橋は車で10分もかからない距離なので、セットで回るのがおすすめです。観光客が少なく、ゆっくり写真を撮れるのも魅力のひとつです。
アクセス情報
阿寒湖温泉へのアクセスは、JR釧路駅からバス(阿寒バス)で約2時間、または車で約1時間です。レンタカーがあれば、道中の景色も楽しみながらドライブできます。釧路市内からのドライブは、道東道を経由するルートが快適でスムーズです。
オンネトーの紅葉|秘境感たっぷりの神秘の湖
「知る人ぞ知る」という言葉がぴったりなのが、このオンネトーです。観光地として有名な阿寒湖に比べると、まだまだ知名度は低いですが、紅葉の季節に訪れると「なんでここがもっと有名じゃないんだろう」と不思議なくらいの絶景が待っています。
オンネトーとはどんな場所か
オンネトーは、雌阿寒岳(めあかんだけ)の麓に位置する小さな湖です。アイヌ語で「年老いた沼」または「大きな沼」を意味するこの湖は、その日の天気や見る角度によって湖の色が変わるという神秘的な特徴を持っています。エメラルドグリーン、コバルトブルー、深い群青色と、条件によって全く異なる色を見せてくれる湖は国内でも珍しく、何度訪れても新鮮な感動があります。
湖の周囲は原生林に囲まれており、人工物がほとんど見えない。こんなに手つかずの自然が残っているところが、北海道らしさを強く感じさせてくれます。
紅葉の見どころと時期
オンネトーの紅葉の見頃は10月上旬から中旬。この時期、湖を取り囲む原生林のダケカンバが黄金色に輝き、カエデやナナカマドが赤く染まります。色とりどりの木々が鏡のような湖面に映り込む光景は、言葉で説明するのが難しいほど幻想的です。
特に朝の時間帯がおすすめです。霧が立ち込めるなか、静かな湖面に映る紅葉は、まるで夢の中にいるような感覚にさせてくれます。正直、「北海道の紅葉でどこか一か所だけ選ぶなら」と聞かれたら、個人的にはオンネトーを真剣に候補に入れます。
アクセスと注意点
オンネトーは、阿寒湖温泉から車で約20分の場所にあります。残念ながら公共交通機関ではアクセスが難しく、レンタカーがほぼ必須のスポットです。
湖畔には駐車場と小さなキャンプ場が整備されていますが、売店やレストランはありません。飲み物や軽食は事前に準備していきましょう。また、湖の周りを歩く遊歩道は一部足元が不安定な場所もあるため、歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。
摩周湖・屈斜路湖の紅葉|雲海とのコラボが最高
「世界一霧がかかりやすい湖」として知られる摩周湖と、日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖。このふたつの湖が近接しているエリアは、秋になると紅葉と雲海が同時に楽しめる、道東随一の絶景地帯になります。
美幌峠から見る屈斜路湖の紅葉
美幌峠(びほろとうげ)は、屈斜路湖を一望できる展望スポットです。標高490mの峠からは、日本最大のカルデラ湖の全景が視界に飛び込んでくる。正直、初めてここに立ったとき「え、これが全部湖?」と思ってしまうくらいのスケール感に圧倒されます。
10月の紅葉シーズンには、峠道沿いのダケカンバやナナカマドが色づき、その向こうに広大な屈斜路湖が広がるという、奥行きのある紅葉風景が楽しめます。さらに早朝に訪れると、湖の周囲から雲海が湧き上がる様子が見られることもあって、紅葉と雲海という北海道ならではの組み合わせが一度に味わえます。峠には道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」が隣接しており、休憩や地元グルメも楽しめます。
摩周湖の秋
摩周湖の紅葉は、展望台から眺めるスタイルが基本です。湖岸まで降りることはできませんが、第一展望台と第三展望台(裏摩周展望台)のどちらからも、色づいた山肌を背景に湖面のコバルトブルーが広がる独特の風景が楽しめます。
摩周湖のコバルトブルーの湖面と、赤・黄の紅葉との色のコントラストは、他の湖では味わえない摩周湖ならではの景観です。霧に覆われることも多いですが、晴れたときのご褒美感がまた格別です。「晴れの摩周湖」は幸運の証とも言われるので、晴れた日に出会えたときはラッキーだと思いましょう。
津別峠からの絶景
津別峠(つべつとうげ)は、美幌峠よりも少し穴場度が高い展望スポットです。屈斜路湖を見下ろす角度が美幌峠とは異なり、より高い位置から見下ろす感覚が味わえます。
朝方に発生する雲海の中に屈斜路湖が浮かぶ光景は、「ここに来て良かった」と確信できるほどの絶景です。アクセスは細い山道のため、ゆっくり運転で向かいましょう。
釧路湿原の秋色|ヨシが黄金色に変わる大絶景
釧路湿原は、日本最大の湿原として知られ、1980年にラムサール条約に登録された国際的に重要な自然環境です。広大な湿原が広がるこのエリアは、秋になると湿原を覆うヨシが黄金色に変わり、唯一無二の景観を生み出します。
釧路湿原国立公園の秋
「紅葉といえば山や湖が思い浮かぶけど、湿原の秋ってどんな感じ?」と思う方も多いと思います。釧路湿原の秋は、木々の紅葉とは少し違う。一面のヨシ原が金色に輝く、広大でどこかもの悲しい美しさがあります。
10月に入ると、湿原のヨシ(アシ)が黄金色に染まります。しかも、背景には原生林の紅葉も加わって、緑・黄・赤のグラデーションが広大な湿原の中に広がる。「湿原の秋」という日本語がぴったりな、独特の景観が体験できます。国立公園内には遊歩道も整備されており、湿原の中を歩いて回ることができます。ただし、遊歩道から外れると立ち入りが制限されているエリアもあるため、案内板に従って散策しましょう。
細岡展望台からの眺め
細岡展望台は、釧路湿原を一望できる最もアクセスしやすい展望台のひとつです。JR釧路湿原駅から徒歩15分ほどで到着でき、車がなくても訪れることができます。
展望台からは、湿原の中を蛇行する釧路川、広大なヨシ原、そして遠くには阿寒の山並みまで見渡せます。晴れた日の昼間も良いですが、夕暮れ時の光の色が変わっていく時間帯が特におすすめです。ヨシ原に夕陽が当たってオレンジ色に輝く瞬間は、「来てよかった」と思える瞬間のひとつです。運が良ければタンチョウ(タンチョウヅル)が湿原を歩く姿も見られます。
コッタロ湿原展望台
コッタロ湿原展望台は、釧路湿原の北端に位置する、少し足を延ばした穴場スポットです。釧路湿原の中でも比較的観光客が少なく、静かにゆっくりと湿原の景色を楽しめます。
展望台まではやや細い林道を走る必要がありますが、見晴らしの良い高台から広大な湿原が一望できるため、写真撮影が好きな方にはぜひ行ってほしいスポットです。
釧路の紅葉旅行におすすめのホテル
紅葉を楽しむなら、やっぱり現地泊が一番です。特に道東エリアは広大なため、日帰りで全部まわろうとするとハードスケジュールになってしまいます。宿泊すれば、朝の霞かがった湖面や、夕暮れ時の紅葉など、昼間だけでは出会えない絶景にも出会いやすくなります。
阿寒湖畔で泊まるなら
阿寒湖温泉に宿泊するなら、ニュー阿寒ホテル(グランベルホテルズ&リゾーツ)は湖畔に立つ大型リゾートホテルです。阿寒湖を眺めながら入れる温泉があり、紅葉シーズンは湖畔の木々が色づく様子を温泉から楽しめるというのが最高すぎます。ビュッフェスタイルの朝夕食も評判が良く、北海道産の食材をふんだんに使った料理が並びます。翌朝は早起きして湖畔を散策すれば、朝霧と紅葉が織りなす神秘的な光景に出会えるかもしれません。
釧路市内のホテル
釧路市内を拠点に観光する場合は、釧路プリンスホテルが便利です。釧路のウォーターフロントに位置し、客室からは釧路川や太平洋を望むことができます。観光地へのアクセスも良く、レンタカーを借りて阿寒湖・摩周湖方面へ向かうのにも便利な立地です。コスパ重視なら、ホテルルートイン釧路駅前もおすすめです。釧路駅から徒歩2分という抜群のアクセスで、無料朝食付きのプランも充実しています。
紅葉シーズンの予約タイミング
釧路・道東の紅葉シーズン(10月上旬〜中旬)は、北海道旅行の中でも人気が高い時期です。特に阿寒湖畔の宿は早めに埋まる傾向があります。旅行を計画しているなら、8月〜9月中には予約を入れておくのが安心です。
週末より平日のほうが宿泊費を抑えられる場合が多く、特に月曜〜木曜の滞在だと比較的空きも見つけやすいです。楽天トラベルで早割プランを検索すると、かなりお得に泊まれることもあります。最新の宿泊情報や料金は公式サイトをご確認ください。
まとめ
釧路周辺の紅葉名所を5つ紹介してきました。阿寒湖・オンネトー・摩周湖・屈斜路湖・釧路湿原と、いずれも「北海道でしか味わえない」スケールと景観を持つスポットばかりです。
紅葉の見頃は10月上旬から中旬。本州より1ヶ月近く早い秋が道東にやってきます。防寒対策をしっかりして、朝早くから行動すれば、霧や雲海と紅葉の組み合わせというレアな絶景にも出会えます。
計画を立てるなら今のうちに。楽天トラベルで釧路・阿寒湖エリアのホテルを早めに探してみてください。10月の道東は、一度訪れたらまた来たいと思わせる、そんな場所です。最新の宿泊情報や料金は公式サイトをご確認ください。
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