出雲大社への参拝旅行を計画していて、「どうせなら松江周辺で温泉も楽しみたい」と思って調べ始めました。玉造温泉は有名すぎて混みそうだし、もっとゆっくり静かに過ごせる温泉がないかな、と。気になって調べてみたんですが、松江エリアには観光客に知られていない秘湯がいくつかあって、これが思った以上に良かった。
特に驚いたのが「湯の川温泉」です。島根県の出雲市にある小さな温泉地で、「日本三美人の湯」の一つに数えられているのに、知名度がびっくりするくらい低い。口コミを読んでいたら「穴場すぎる」「混んでいない」「泉質が本当に素晴らしい」という声ばかりで、これは本物だと思いました。
松江エリアの温泉は玉造温泉だけではありません。宍道湖を眺めながら入れる松江しんじ湖温泉、大国主命の妃・八上姫の伝説が残る湯の川温泉など、隠れた名湯がいくつもあります。この記事では、松江周辺の秘湯・穴場温泉を6つの宿に絞って紹介します。有名温泉地の喧騒が苦手な方、ゆっくり二人で静かに過ごしたい方に特に読んでほしい内容です。
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松江周辺の温泉地を知るための基本情報
松江エリアの温泉を語るとき、3つのエリアを頭に入れておくと選びやすくなります。松江市内の「松江しんじ湖温泉」、松江市南部の「玉造温泉」、そして出雲市に近い「湯の川温泉」です。それぞれに個性があり、旅のスタイルによって選ぶ宿のタイプが変わってきます。
松江しんじ湖温泉|宍道湖の夕日と一緒に楽しむ湯
松江市街地の宍道湖畔に湧く温泉で、1972年に開湯した比較的新しい温泉地です。「松江しんじ湖温泉」の最大の魅力は、日本三夕日の一つに数えられる宍道湖の夕日を眺めながら入浴できること。塩化物泉の湯は体を芯から温めてくれます。松江城や出雲大社への観光拠点としても利便性が高く、旅の動線が組みやすいエリアです。
玉造温泉|日本最古の温泉、「神の湯」の美肌効果
日本書紀にも登場する玉造温泉は、「神の湯」「乙女の湯」とも呼ばれる島根を代表する名湯です。松江市の南部、玉造川沿いに温泉街が広がっています。ナトリウム・カルシウム硫酸塩・塩化物泉の泉質は、入浴後の肌がしっとりすると評判で、女性から特に支持が高い。歴史的な重みと美肌効果という二つの魅力が揃う、観光温泉地としては王道の選択肢です。
湯の川温泉|日本三美人の湯のひとつ、穴場感抜群の秘湯
出雲市の静かな田園地帯に湧く湯の川温泉は、和歌山の龍神温泉・群馬の川中温泉と並んで「日本三美人の湯」に数えられます。ホウ酸を多く含むアルカリ性の泉質が、入浴後のしっとり感を生み出します。温泉地全体の施設数が極めて少なく、観光地化されていないため、静かで落ち着いた温泉体験が楽しめます。松江から車で約35〜40分、出雲空港からは7分という立地です。
【秘湯感No.1】湯の川温泉の宿おすすめ1選
湯の川温泉は施設数が非常に少なく、それゆえに混雑知らずの静かな温泉体験ができます。日本三美人の湯を独り占めするような感覚で入浴できるのは、ここだけの贅沢です。
湯の川温泉 湯宿 草菴(施設番号: 13683)
三方を山に囲まれた田園の中に建つ湯宿で、宍道湖を遠くに望む静かな立地が印象的です。大国主命の妃・八上姫の伝説が残るこの地で、源泉かけ流しの湯を楽しめる。口コミを読んでいると「まさに秘湯」「静かすぎるくらい静か」という表現が多く、それが逆にとても魅力的に映りました。旅館の名前の「草菴」という字が示すように、凝った造りではなく、素朴な中に品格がある宿です。
アクセスは出雲空港からタクシーで7分という意外な好立地。JR荘原駅からは送迎サービスも対応しています。松江と出雲を両方観光する旅程なら、この宿を中間地点にするのも面白い。美肌の湯として知られる湯の川の泉質を、静かな環境でじっくり楽しんでほしい宿です。
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湯の川温泉エリアのポイント
湯の川温泉を旅する際に気をつけたいのが、周辺の飲食店や商業施設が少ないこと。夕食・朝食付きのプランで宿に滞在することを前提に計画を立てるのが正解です。また、公共交通機関が不便なエリアなので、レンタカーがあると動きやすい。出雲大社との組み合わせ旅程なら、大社参拝の後に湯の川温泉でゆっくりするという流れがおすすめです。
玉造温泉のおすすめ宿2選|古湯の美肌効果を楽しむ
島根最大の温泉地・玉造温泉は、温泉街全体が落ち着いた雰囲気で、高級旅館からリーズナブルな宿まで選択肢が豊富です。玉造川沿いの散策も気持ちよく、温泉だけでなく温泉街の雰囲気も楽しめます。
玉造温泉 旅亭 山の井(施設番号: 14708)
玉造温泉の中でも評価の高い旅亭で、料理と温泉の質が特に口コミで評価されています。調べた口コミの中に「料理が全部おいしかった」「お湯の質が肌でわかる」という声が複数あって、それが決め手になりました。個人的には料理のレベルが高い宿って、旅全体の満足度が段違いに上がると思っています。
玉造温泉の泉質はナトリウム・カルシウム硫酸塩・塩化物泉で、「石鹸のいらない湯」と称されるほど肌に働きかける力が強いと言われています。特に乾燥肌や敏感肌の方に評判が良い温泉です。
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玉造温泉 〜曲水の庭〜 ホテル玉泉(施設番号: 106267)
玉造川沿いに建つ庭園風のホテルで、「曲水の庭」という名が示すように、流水をデザインに取り入れた風情ある外観が印象的です。玉造温泉の宿の中で「コスパが良い」「庭の雰囲気が好き」という口コミが目立つ宿で、旅亭 山の井より少し手頃な価格帯で玉造温泉を楽しめます。温泉の質に妥協せず、価格を抑えたい方にとって有力な選択肢です。
松江しんじ湖温泉のおすすめ宿2選|宍道湖の夕日を望む湯
松江市街地から最もアクセスしやすく、松江城観光と組み合わせて泊まるのに最適なエリアです。宍道湖の夕日は「日本三夕日」の一つとも称される絶景で、夕暮れ時に温泉から眺める景色は格別。湖畔の宿は総じて人気が高いため、早めの予約がおすすめです。
松江しんじ湖温泉 松平閣(施設番号: 28281)
宍道湖畔に建つ温泉旅館で、松江しんじ湖温泉を代表する宿のひとつです。「松平」という名が示すとおり、松江藩の名残を感じさせる格調ある雰囲気が特徴。宍道湖を望む風呂からの景色は、口コミで「夕日が最高だった」という声が多く、日本の夕日百選に選ばれた宍道湖の夕景を存分に楽しめます。松江の郷土料理「宍道湖七珍」(スズキ・シラウオ・マツ・コイ・シジミ・アマサギ・モロゲエビ)を使った料理も評判です。
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松江しんじ湖温泉 なにわ一水(施設番号: 52116)
宍道湖を望むロケーションに建つ温泉旅館で、料理の評価が特に高い宿として知られています。松江しんじ湖温泉の宿の中でも、「食事が特別だった」という口コミが目を引いた一軒です。宍道湖の幸を使った料理と温泉を同時に楽しめる宿として、カップルや夫婦旅行に向いています。「なにわ」という大阪を連想させる名前が少し意外な気もしますが、それもまた松江の包容力という感じがします。
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松江市内で全室源泉かけ流しの穴場ホテル
「旅館には泊まりたいけれど、もう少し気軽なホテルスタイルがいい」という方に、少し変わった選択肢があります。松江シティホテル別館は、ホテル形式でありながら全室に源泉温泉かけ流しの風呂を備えているというユニークな施設です。
松江シティホテル別館(全室源泉温泉かけ流し)(施設番号: 816)
全室に源泉かけ流しの温泉が引かれているというのが、このホテルの最大の魅力です。大浴場に行くのが面倒なときや、プライベートな温泉を楽しみたい方にとって、これ以上ない環境。旅館のような格式ばった雰囲気がなく、ホテル感覚でゆったり泊まれるのも使い勝手が良い理由です。松江市内に位置しているため、松江城・小泉八雲記念館などの観光スポットへのアクセスも良好。コンパクトな松江観光に集中しながら、しっかり温泉を楽しみたい旅人に向いています。
松江の秘湯を選ぶポイント
松江エリアの温泉選びで重視したいのは「何を目的に旅するか」です。美肌効果を最優先するなら湯の川温泉か玉造温泉。宍道湖の夕日という体験も楽しみたいなら松江しんじ湖温泉。松江城を中心に市内観光の拠点にしたいなら松江シティホテル別館というように、旅の優先順位によって選ぶ宿が変わってきます。
「秘湯感」という意味では、湯の川温泉が群を抜いています。施設数が少なく、観光地化されていないため、まさに隠れた名湯という体験ができます。一方で、アクセスの利便性と温泉の両立を求めるなら、松江市内の温泉ホテルが現実的な選択肢です。どのエリアを選んでも、島根の豊かな食材(宍道湖の幸・松葉ガニなど)を使った夕食が旅の記憶に残る体験になります。
松江温泉旅行の持ち物と計画のポイント
せっかく松江の秘湯を訪れるなら、旅を最大限楽しむための準備をしておきたい。調べていくうちに、「準備しておいてよかった」「これは知らなかった」という口コミが多かったことをまとめます。現地に着いてから「しまった」とならないよう、事前にチェックしておきましょう。
温泉の効果を最大限引き出す入り方
美肌の湯として名高い玉造・湯の川の泉質を生かすには、入浴後にすぐ体をタオルで拭かず、少しの間お湯を肌になじませてから軽く拭く方法が良いとされています。熱い湯に長時間つかるより、ぬるめの湯(38〜40度)に複数回入るのが温泉療養の基本です。また、夜と朝の2回入浴すると、温泉の美肌効果をより実感できます。水分補給を忘れずに行い、入浴前後にコップ一杯の水を飲む習慣を持つと体への負担が減ります。旅館によってはアメニティに温泉成分を使ったスキンケアセットを用意しているところもあるので、フロントで確認してみるといいかもしれません。
松江観光と温泉を組み合わせたモデルプラン
松江は「水の都」と呼ばれるほど水辺の景色が美しく、松江城を中心に徒歩で回れる観光エリアが形成されています。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の旧居・記念館、松江歴史館、堀川めぐりなど、半日で充実した観光ができます。松江しんじ湖温泉に宿を取れば、観光を終えてそのまま宿へ直行というルーティンが作れて、旅全体が非常に効率よく動きます。
松江・出雲旅行のベストシーズン
秋(10〜11月)は宍道湖の夕日が最も美しく映える季節で、温泉とあわせた旅に最適です。春(3〜5月)は気候が穏やかで観光しやすい。夏は蟹のシーズンとは異なりますが(冬が旬)、比較的すいており穴場シーズンです。冬(11〜2月)は松葉ガニが旬を迎え、温泉とカニのセットが島根旅行の最大の魅力になる季節。ただし混雑するため、早めの予約を心掛けてください。
まとめ
松江周辺の秘湯・穴場温泉を6つの宿で紹介しました。最後にポイントをまとめます。
秘湯感を最優先したいなら、湯の川温泉 湯宿 草菴を選んでください。日本三美人の湯として知られる希少な温泉を、ほとんど混雑せずに楽しめる最高の穴場です。宍道湖の夕日と温泉の組み合わせを楽しみたいなら、松平閣またはなにわ一水が宍道湖畔でおすすめ。玉造温泉で美肌の湯と島根グルメを満喫したいなら、旅亭 山の井またはホテル玉泉という選択肢があります。
松江は「山陰の小京都」とも呼ばれ、温泉・歴史・食の三拍子が揃った旅先です。島根県に足を運ぶ機会は多くないかもしれませんが、一度行くとその魅力に取り憑かれるという旅人が多い土地でもあります。出雲大社や石見銀山とも組み合わせやすく、山陰旅行の起点として非常に使いやすいエリア。個人的にはひそかに次の旅行先の最有力候補として検討中です。美肌の湯と宍道湖の夕日、どちらも実際に体感してみたい。
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