「五島列島に行ってきた」という話を聞くたびに、「五島うどん食べた?」「かっとっぽって知ってる?」という話になる。そのくらい、五島列島は食の個性が強い島なんですよね。
正直なところ、五島列島に行く前はグルメ情報をそこまで調べていませんでした。でも口コミを読み始めたら止まらなくなって。「五島うどんって讃岐とも博多とも全然違う」「かっとっぽは絶対食べてほしい」「五島牛がこんなに美味しいとは思わなかった」という声が次々と出てきて、気になって50件以上の口コミを読みこんでしまいました。
この記事では、五島列島の名物グルメを種類別にまとめて、その特徴や食べ方・どこで食べられるかまで詳しく紹介します。2026年5月時点の情報をもとにしていますが、料金・営業時間など変動しやすい情報は公式サイトや現地でご確認ください。五島列島旅行の計画に、ぜひ役立ててください。
五島列島は長崎から船か飛行機でアクセスする離島です。日帰りも不可能ではないですが、グルメをじっくり楽しむなら1泊以上がおすすめ。どこで何を食べるか、事前に目星をつけておくと旅の満足度が格段に上がります。
五島うどん — 遣唐使が伝えた千年の歴史と椿油の麺
五島列島のグルメといえば、まず真っ先に名前が挙がるのが「五島うどん」です。全国三大うどんに数えられることもある手延べうどんで、讃岐や稲庭とはまったく異なる個性があります。
五島うどんの歴史と特徴
五島うどんのルーツは、遣唐使の時代にまでさかのぼります。当時、遣唐使の重要な寄港地だった五島列島に、中国・唐の「索麺(さくめん)」の製法が伝わったとされており、その歴史は1000年以上にわたります。
最大の特徴は、椿油を塗りながら生地を引き延ばす製法にあります。熟練の職人が2本の箸で丹念に引き延ばし、わずか1.5ミリという驚くべき細さに仕上げるのです。椿油を使うことで表面がなめらかになり、茹で上がったときの喉ごしのよさは格別。「ツルッとしているのに、しっかりコシがある」という表現が、五島うどんを初めて食べた人の口から多く出てきます。
讃岐うどんのような「力強いコシ」ではなく、しなやかで繊細なコシがある感じ。この違いが分かると、五島うどんの魅力にどっぷりハマります。
おすすめの食べ方
五島うどんの定番の食べ方は「地獄炊き」です。茹で上がった麺をそのままかつお出汁に直接つけて食べるスタイルで、シンプルだからこそ麺本来の味と喉ごしを存分に楽しめます。「地獄炊き」という物々しい名前の由来は、鍋でグツグツ煮えたぎっている状態のまま食べることから来ているそうです。
また、あごだし(トビウオのだし)と組み合わせるのも五島らしいスタイル。五島近海で獲れるトビウオを使っただしは、すっきりとした旨みが特徴で、細い麺によく合います。島の食堂では、このあごだしで食べる五島うどんを提供しているお店が多いです。
お土産用の乾麺も各地で販売されており、自宅でも楽しめます。ただ、現地で食べる出来たてのコシと喉ごしは、やはり別格だという声が多いです。
五島うどんを味わえる店を探すなら
島内の食堂や旅館で提供しているところが多く、福江島の市街地を歩くだけでも複数の店が見つかります。楽天トラベルで五島列島のホテルを探すと、朝食や夕食に五島うどんを提供している宿泊施設も見つかるので、泊まりがけで本場の味を楽しむのもいい選択肢です。
かっとっぽ — 不思議な名前の正体はハコフグの味噌焼き
「かっとっぽって何?」と初めて聞いたとき、まったく想像できませんでした。でも正体を知ったら、これは絶対食べてみたいと思った料理です。
謎の名前の正体
「かっとっぽ」とは、ハコフグを使った五島列島の郷土料理です。その名前の由来は、ハコフグの腹をくり抜いて中を「空っぽ(かっぽ)」にすることから来ているという説が有力です。
作り方は独特で、ハコフグのお腹をくり抜き、取り出した身を味噌・生姜・ネギと合わせてねり味噌を作り、それをまたハコフグのお腹に詰めて焼き上げます。焼くと甲羅が器代わりになり、中の味噌がぐつぐつと煮立ってくる様子が食欲をそそります。
ハコフグはその名のとおり、体が硬い甲羅(六角形の骨板)で覆われた独特の形をした魚で、自分で焼き上げた甲羅ごとそのまま提供されます。器ごと食べるような感覚は、五島でしか体験できない食体験です。
味わいと楽しみ方
味はというと、ハコフグの淡泊な白身と、香り豊かな味噌・生姜・ネギの組み合わせが絶妙。ご飯との相性が抜群なのはもちろん、焼酎など島のお酒のお供にも最高だという声が多いです。
見た目のインパクトも強烈で、SNSに投稿すると必ず「これは何!?」というコメントがつくと評判。グルメとして美味しいだけじゃなく、旅の思い出として語り継ぎたくなる料理です。個人的には、見た目の衝撃と美味しさのギャップが最高のグルメだと思っています。
どこで食べられるか
かっとっぽは年中提供しているわけではなく、ハコフグが獲れる季節限定のお店も多いです。旅行前に現地の食堂や旅館に確認しておくとスムーズです。郷土料理を提供している島内の食堂や、島食材にこだわった宿泊施設のレストランで出会えることが多いです。楽天トラベルで五島列島の宿を探す際は、夕食のメニューや郷土料理の提供有無を口コミで確認すると参考になります。
五島牛 — 潮風と自然の牧草が育てた幻のブランド牛
「えっ、五島に和牛があるの?」と驚く人も多いんですが、五島牛は一部では「幻のブランド牛」とも称される本格派です。知る人ぞ知る、離島産の希少な高級肉として注目を集めています。
五島牛の特徴とは
五島牛の最大の特徴は、潮風が吹き抜ける自然の牧草地で育てられること。ミネラル豊富な草を食べて育った牛は、臭みが少なく、甘みのある上品な味わいになるといわれています。「肉汁が多くて弾力があるのに、柔らかい」という矛盾したような表現が口コミに多く登場するのが特徴的で、これが五島牛の独特な魅力を表しています。
生産頭数が少ないため流通量が限られており、島外でなかなか手に入らない希少性も「幻のブランド牛」といわれる所以です。五島に来たなら、ぜひここでしか食べられない五島牛を味わっておきたいところです。
五島牛を楽しむためのおすすめの食べ方
五島牛はロースステーキやヒレステーキで食べるのが王道。「外はカリッと、中はジューシー」な焼き上がりに定評があります。島内の和風レストランでは五島牛を使ったビーフシチューを提供しているところもあり、長時間煮込んだ牛の旨みが溶け込んだスープは格別です。
五島牛を食べられる宿泊施設では、夕食として提供しているプランを組んでいることも多いです。カンパーナホテル〈五島・福江島〉は、お城を見下ろす露天風呂が評判の宿で、地元の魚介を使った朝食も人気。五島グルメをホテルでも楽しみたい人にはチェックしてほしい施設です。
五島の海鮮グルメ — 島の海で獲れる新鮮な魚介の世界
離島グルメの醍醐味といえばやっぱり海鮮。五島列島は対馬海流と黄海が交わる豊かな漁場に囲まれており、獲れたての新鮮な魚介が島の食卓を彩っています。
五島さばとアジの豊かさ
五島近海で水揚げされる五島さばは、脂がよく乗っていて臭みが少ないことで知られています。旬は主に秋から冬にかけてですが、島内では年間を通じてさばを使った料理が提供されています。刺身や塩焼きはもちろん、鯖寿司(鬼鯖寿司)も五島ならではの食べ方のひとつ。しっかりと〆たさばの酸味と甘みのバランスが絶妙です。
アジも五島の定番で、すり身を使った「五島巻」という名物があります。あじのすり身で昆布を巻いた料理で、昆布の旨みとアジの風味が組み合わさった独特の味わいは、食べてみると「なるほど、こういう組み合わせか」と感じます。
水イカ(アオリイカ)の一夜干し
五島で「水イカ」と呼ばれるアオリイカは、その透明感のある白い身から「水イカ」と名付けられたとも言われます。刺身で食べると甘みがあって柔らかく、地元では刺身や一夜干しが定番の調理法です。一夜干しにすることで旨みが凝縮され、焼いて食べると磯の香りが引き立ちます。お土産としても人気が高く、島を出てからも家で楽しめます。
あおさ海苔を使ったメニューたち
五島列島では「あおさ海苔」も名産のひとつです。あおさは磯の香りが強く、スープやうどんのトッピングとして使われるほか、天ぷらや佃煮でも親しまれています。五島うどんにあおさをトッピングした「あおさうどん」は、島らしさが凝縮された一品。海の恵みをたっぷり感じられるメニューです。
海鮮料理をたっぷり楽しみたいなら、島内での宿泊がおすすめです。五島第一ホテル〈五島・福江島〉はフェリーターミナルや空港に近い立地で、島内観光の拠点として使いやすいホテルです。
五島列島のお土産・銘菓 — 帰ってからも島の味を楽しむ
旅の楽しみはその場だけじゃない。家に帰ってからも、お土産を食べるたびに旅の記憶がよみがえるのが好きです。五島列島には、持ち帰りたくなるお土産がたくさんあります。
五島うどん乾麺
五島を代表するお土産のひとつが五島うどんの乾麺です。各地のお土産店や道の駅で手に入り、価格も手頃なものが多いので大量買いしやすい。現地で食べた味を自宅で再現できるのが嬉しいところです。ただ、乾麺でも美味しいですが、現地で食べる出来たての味には及ばないので、帰ってから食べるたびに「また行きたい」という気持ちになります。
治安孝行(ちゃんここ)
「ちゃんここ」という可愛い名前の銘菓は、全国菓子博覧会で名誉総裁賞を受賞した実力派の和菓子です。職人が丁寧に練り上げた粒あんを柔らかい餅で包み、きな粉をたっぷりまぶした一品。素材の味を活かしたシンプルな美味しさで、「子どもから高齢の方まで」食べやすい和菓子です。
歴史的なエピソードとしては、江戸時代に島に流された流人への食事がその起源とされているという説もあり、名前の「治安孝行」もそこに由来するという伝説があります。お菓子を食べながら島の歴史に思いを馳せるのも、旅の余韻を楽しむ良い方法かもしれません。
お土産選びのコツ
五島列島のお土産は、福江港の周辺や島内の道の駅、空港売店などで手に入ります。五島うどんの乾麺・あおさ海苔・水イカの一夜干しなど食品系のお土産は、保存方法と賞味期限を確認しておくと安心です。旅行の日程や荷物の量を考えて、早めにリストアップしておくとスムーズです。楽天トラベルで五島の宿を予約する際に口コミを見ると、「お土産はここで買うと良い」という現地情報も拾えることがあります。
五島列島グルメ旅の計画のコツ
五島列島は長崎からフェリーか飛行機でアクセスする離島です。グルメを楽しみ尽くすには、旅の計画をしっかり立てておくことが重要です。
アクセスと移動手段
長崎港から福江港へのフェリーは約3時間(高速船は約1時間20分)で到着。長崎空港から福江空港へは約30分のフライトで到着します。島内の移動はレンタカーが便利ですが、福江市街なら徒歩やバスでも回れます。島は複数あるので、宿泊先を福江島にするか、新上五島エリアにするかで旅の計画が変わってきます。
グルメ巡りをメインにするなら、飲食店が集まっている福江市街周辺に宿泊するのが効率的。ランチとディナーで違う郷土料理を試す、という欲張りプランが立てやすくなります。
グルメ旅に最適な宿泊先の選び方
五島列島のグルメ旅をより充実させるなら、島食材にこだわった宿泊施設を選ぶのがポイントです。夕食で五島の郷土料理・海鮮料理を提供している施設なら、外食なしでも十分満足できます。
カラリト五島列島〈五島・福江島〉は、島の食材をふんだんに使ったコース料理が自慢のリゾートホテル。ミシュランキー(Michelin Key)も受賞した実力派で、五島グルメを最高の形で楽しみたい人にはぴったりの選択肢です。空港・港への無料送迎もあり、アクセスのストレスも軽減されます。
まとめ
五島列島は「遠い離島」というイメージがあるかもしれませんが、その分だけ他では味わえないグルメが待っています。千年の歴史を持つ五島うどん、インパクト絶大なかっとっぽ、幻のブランド牛である五島牛、新鮮な海の幸。これだけの個性的なグルメが揃っている島は、なかなかありません。
「グルメを目当てに五島に来た」という人が多いほど、島の食は評判を呼んでいます。一度行くと「また行きたい」と思わせる魅力が、五島のグルメにはあります。
旅の計画を立てる際は、楽天トラベルで五島列島の宿泊施設を探してみてください。島食材を使った夕食プランのある施設も多く、グルメ旅の拠点探しに役立ちます。早めの予約が、希望の宿に泊まれる近道です。
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