「冬休みに伊勢志摩、ありかな?」夫と冬休みの旅行先を相談していて、私が最初に詰まったのがここでした。伊勢志摩というと夏のイメージが先に立ちますが、冬の伊勢志摩は実はかなり強い旅先です。伊勢神宮の年末年始の参拝、鳥羽の牡蠣シーズン(11〜2月)、志摩の伊勢海老(10〜4月)、それに温泉付きホテルが多いエリアなので、寒い時期に湯と海の幸を同時に楽しめるという、贅沢の組み合わせが成立します。気になって調べてみたんですが、夏より冬の方が宿の予約が取りやすく、料金も落ち着いていることが多いのが、地味に大きい魅力。この記事では、2泊3日を基本に冬休みの伊勢志摩旅行のモデルプランと、楽天トラベルで予約できる宿の選び方を、口コミと一緒に整理しました🦪
まずは楽天トラベルで伊勢・鳥羽・志摩の宿全体をざっと眺めておくと、この後の比較が楽になります。
冬休みの伊勢志摩旅行で押さえるべき3つのポイント
宿とプランを決める前に、冬の伊勢志摩ならではの「これを最初に決めると楽」という3つのポイントを共有します。これを押さえるだけで、迷いがかなり減ります。
ひとつめは、年末年始(12月29日〜1月3日)と1月中旬以降を分けて考えること。年末年始は伊勢神宮の初詣で全国から人が集まるため、伊勢市〜鳥羽の宿は数か月前から埋まり始め、料金も通常期の1.5〜2倍になります。逆に1月10日以降〜2月の伊勢志摩は、観光客が一気に減って宿の料金が落ち着く「狙い目シーズン」。同じ宿が年末年始の半額近くで取れることもあります。「初詣を最重視」か「ゆっくり静かに泊まる」かで、行く時期がまったく変わってきます。
ふたつめは、拠点を「伊勢市内・鳥羽・志摩賢島」のどこに置くか決めること。伊勢神宮重視なら伊勢市内(外宮・内宮の徒歩圏)か、車で15分の二見浦・夫婦岩エリア。牡蠣・カキ料理重視なら鳥羽・浦村方面、伊勢海老や英虞湾の景色重視なら志摩賢島エリア、というのが目安です。3つのエリアを欲張ると移動だけで疲れるので、2泊する場合は「初日は伊勢、2日目は鳥羽 or 志摩」のように1泊ずつ分けるのが一番無理がありません。
みっつめは、冬の伊勢志摩は思った以上に冷えるので服装に注意。三重県は暖かいイメージがありますが、伊勢神宮の参道や、英虞湾の風が当たる志摩エリアは1〜2月の朝晩で気温5度以下になります。湯冷めしないように、ヒートテック+セーター+アウター+マフラーで動くのが現実的。「冬の伊勢志摩は薄着でOK」というイメージで来ると、初詣で2時間並んでいる間にがっかりすることになります。
正直、最初は「冬の海沿いって寒いだけでは?」と思って候補から外しかけたんですが、口コミを読み込むうちに「冬は牡蠣と伊勢海老が同時に旬を迎える、年に1回しかない時期」と分かって完全に印象が変わりました。気になる宿は楽天トラベルで日付を変えながら2〜3軒並べて見比べると、価格と空室の傾向がつかみやすいです。
伊勢神宮重視派におすすめの宿2軒
「冬休みに伊勢神宮を参拝するのが一番の目的」「初詣・年末年始に行きたい」「内宮の朔日参りに合わせたい」という人向けの2軒です。どちらも内宮・外宮へのアクセスが良く、伊勢神宮を旅の中心に置きやすい立地です。
いにしえの宿 伊久(共立リゾート)(内宮徒歩15分・全室露天風呂付き)
いにしえの宿 伊久は、伊勢神宮の内宮から徒歩約15分、おはらい町・おかげ横丁にも歩いて行ける立地。近鉄五十鈴川駅から無料シャトルバスが出ています。全室に露天風呂が付いていて、参拝の後に部屋でゆっくり湯に浸かれる、というのが冬旅にちょうどいい構造です。
特徴は、神路山温泉の天然温泉を使った大浴場と4つの貸切風呂。「長寿の湯」と呼ばれる泉質で、男女入れ替えで岩風呂と檜風呂を楽しめます。2026年4月のリニューアルで、ベッドサイドのUSB電源、ダイニングの個室席拡張、ドリンクコーナーなどが充実したので、設備感の古さを感じにくいタイプの宿になっています。
冬旅の使い方としては、朝の早い時間に内宮を参拝→おかげ横丁で赤福本店の朝粥や伊勢うどん→宿に戻って客室露天で温まる、という1日の組み立てがしやすいのが大きな強み。共立リゾート系列ならではの夜鳴きそば(無料)やソフトドリンクバイキングもあるので、夫婦・カップル・家族の幅広い層にハマる1軒です。
鳥羽温泉郷 戸田家(二見・鳥羽エリアの大型温泉宿)
伊勢志摩国立公園 鳥羽温泉郷 戸田家は、近鉄・JR鳥羽駅から徒歩約7分、鳥羽湾を望む大型温泉旅館。鳥羽は伊勢市から電車・車で15分ほどの距離なので、伊勢神宮参拝の拠点として使いやすい場所です。
特徴は、なんといっても館内の「湯の世界」。8つの貸切露天風呂、5つの大浴場(屋上展望露天含む)、本格的な岩盤浴があり、冬の冷えた体を温めるには圧倒的な選択肢の多さ。「2泊して湯だけで満足できる」というレビューが本当に書き込まれている、珍しいタイプの宿です。
夕食は伊勢海老や鳥羽の海の幸を使ったバイキングまたは会席。「子連れも対応できるバイキングと、夫婦旅向けの個室会席が選べる」というプラン幅の広さが、家族・カップル・夫婦のどの層にも使える理由になっています。冬の鳥羽は牡蠣のシーズンど真ん中なので、宿の食事に「焼き牡蠣食べ放題」「牡蠣懐石」などの冬限定プランが出ているかを必ずチェックしておきたいところです。
鳥羽湾の景色と海の幸を楽しむ2軒
「冬の鳥羽湾を眺めながら泊まりたい」「牡蠣・伊勢海老を宿の夕食でしっかり食べたい」「子供と水族館を組み合わせたい」というニーズに合う2軒です。
鳥羽国際ホテル(鳥羽湾を一望する歴史あるリゾートホテル)
鳥羽国際ホテルは、1964年に開業した日本のリゾートホテルの草分け的存在。鳥羽湾の高台に建ち、客室はすべてオーシャンビューで、冬の澄んだ空気の中の鳥羽湾と離島が望める景色が、このホテルのいちばんの売りです。
館内はクラシカルな高級感があり、フレンチレストラン「シーホース」、和食レストラン「あらしお」、地元食材を使った朝食など、食事の質に対する評価が高いタイプ。冬は伊勢海老・牡蠣・あわびの3点が揃う時期なので、ホテルの会席・コースを目当てに泊まる価値があります。
姉妹館の鳥羽国際ホテル 潮路亭は、より和の雰囲気を強くした旅館タイプで、温泉露天風呂付きの客室もあります。「クラシカルな洋のリゾート」を求めるなら鳥羽国際ホテル、「和の温泉旅館の落ち着き」を求めるなら潮路亭、と用途で選び分けるのがおすすめです。冬の鳥羽湾の景色は、夏の鮮やかさとは違って、青のグラデーションがすごく深く出るので、写真好きな人にもじわじわ刺さる1軒です。
鳥羽国際ホテル 潮路亭(露天風呂付き客室・和の温泉宿)
鳥羽国際ホテル 潮路亭は、鳥羽国際ホテルの隣にある和風の姉妹館。鳥羽湾を見下ろす高台の立地はそのままに、和室・露天風呂付き客室・部屋食といった「温泉旅館」のフォーマットで体験できる宿です。
夕食は鳥羽の海の幸を使った会席で、冬は伊勢海老・牡蠣・あわびを贅沢に組み込んだコースが用意されています。客室の露天風呂で湯に浸かりながら鳥羽湾を眺める、という冬旅の王道的な過ごし方ができるのが、このタイプの宿ならではの魅力。
口コミを読んでいて気になったのは「鳥羽国際ホテルの安心感と、旅館らしいくつろぎを両立できる」という声。「リゾートホテル感は欲しいけど、ベッドより和室で寛ぎたい」というニーズに対して、潮路亭はちょうどいい立ち位置にあります。冬は窓を閉めても客室露天で外の空気を感じられるので、寒い時期にこそ強さを発揮するタイプの宿です。
志摩賢島の絶景・伊勢海老重視の2軒
「英虞湾の絶景を眺めながら過ごしたい」「伊勢海老・あわびを思いっきり食べたい」「賢島でしっとり大人旅をしたい」という人向けの2軒です。志摩賢島は鳥羽からさらに30〜40分南、英虞湾という入り組んだリアス式海岸の景色が広がるエリアです。
志摩観光ホテル ザ ベイスイート(G7サミット会場・全室スイート)
志摩観光ホテル ザ ベイスイートは、2016年のG7伊勢志摩サミットの会場となったことで一気に有名になったホテル。英虞湾を見下ろす高台に建ち、全客室がスイートという贅沢な構成です。近鉄賢島駅から徒歩約10分(要予約のシャトルあり)でアクセスできます。
冬旅の使い方としては、英虞湾に沈む夕日とライトアップされた湾の景色をバルコニーから眺めつつ、フランス料理「ラ・メール」または日本料理「浜木綿」での夕食、というのが王道。1951年開業の名門「志摩観光ホテル」のフラッグシップで、レストラン「ラ・メール」のシェフは三重県知事より食の応援大使も務めるなど、食のレベルでも全国区の評価を受けています。
料金感は1人5万円〜の上位レンジになりますが、「冬の英虞湾と伊勢海老フレンチで記念日を完結させる」用途には文句なし。同じ志摩観光ホテルでは、よりクラシカルな志摩観光ホテル ザ クラシックもあり、こちらは少し価格を抑えつつ伝統の伊勢海老料理を味わえる選択肢として、根強い人気があります。
志摩観光ホテル ザ クラシック(伝統の伊勢海老料理を味わうクラシック館)
志摩観光ホテル ザ クラシックは、1951年開業の歴史をそのまま受け継ぐ志摩観光ホテルの本館的存在。ザ ベイスイートと同じ高台にあり、英虞湾を見下ろす景色は同等のまま、料金感を一段下げて泊まれるのが大きな魅力です。
特徴は、伝統のフレンチ「ラ・メール ザ クラシック」での伊勢海老料理。「クラシック」を名乗るのは伊達ではなく、開業以来引き継がれている料理の流儀があり、伊勢志摩のフレンチを語る上で外せない一軒です。冬は伊勢海老ともに鮑・三重ブランドの牛などが組み合わさるコースが出てくるので、食を旅の中心に置きたい人には特に強い選択肢になります。
口コミを読んでいて気になったのは「サミット会場のザ ベイスイートとは違う、もう少し落ち着いた大人の空気」という声。賢いお金の使い方としては、「ザ ベイスイートのスイートに1泊」よりも、「ザ クラシックに2泊して英虞湾を眺める時間を多く取る」方が、満足度が高いケースもあります。冬の静かな志摩を、もうひとつ深く味わえるタイプの宿です。
冬の伊勢志摩2泊3日モデルプラン
宿が決まったら、せっかくなら無理のないモデルプランで動きを設計しておきたいところ。冬の伊勢志摩を楽しみ尽くす2泊3日の流れを、ベタですが満足度の高い形でまとめておきます。
1日目は、午前10時頃の近鉄特急で名古屋を出発、伊勢市駅着が11時前後。まず外宮(豊受大神宮)を参拝し、おはらい町でランチ(伊勢うどん・てこね寿司・松阪牛など)。午後にバスかタクシーで内宮に移動して参拝、おかげ横丁で甘酒・赤福で温まる、というのが王道の流れです。15時ごろにいにしえの宿 伊久などの伊勢市内の宿にチェックインし、客室露天で温まって夕食、というのが冬旅の体力に優しい1日目になります。
2日目は、朝食後にチェックアウトし、近鉄またはJRで鳥羽(25分)または賢島(45分)に移動。鳥羽なら鳥羽水族館+ミキモト真珠島+お昼に「浦村牡蠣」の食べ放題、賢島なら英虞湾遊覧船とミキモトパールアイランドで真珠の歴史を体験、というのが冬らしい組み立て。15時にこの日の宿(戸田家、鳥羽国際ホテル、志摩観光ホテルなど)にチェックインして、冬の海の幸の夕食、というのが2日目の王道。
3日目は朝の景色を見ながらゆっくり朝風呂と朝食、午前中に近場の観光(鳥羽なら賢島・夫婦岩、賢島なら横山展望台)を1か所だけ寄って、午後の特急で帰る、というスケジュールがちょうどいい収まり。冬の朝の英虞湾や鳥羽湾の景色は、夏とは別物の静けさがあり、写真も人もまばらで撮りやすい時間帯です。最新の宿の空きと料金は、楽天トラベルで日付を変えながら確認するのが安心です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 冬の伊勢志摩、いちばんおすすめの時期は?
伊勢神宮の初詣を体験したいなら12月31日〜1月3日。ゆっくり泊まって牡蠣と温泉を楽しむなら1月中旬〜2月。同じ宿でも年末年始と1月中旬では料金が大きく違うので、目的に合わせて選ぶのがおすすめです。
Q2. 子連れの冬休み旅行に向いている宿は?
戸田家はバイキング・大浴場・キッズ向け施設が充実しているので、子連れの冬休みに動きやすい1軒。ホテル志摩スペイン村も、テーマパークと併用するなら鉄板の選択肢です。
Q3. 牡蠣食べ放題はどこで楽しめる?
鳥羽の浦村エリアには冬限定で「牡蠣食べ放題」を提供する養殖業者直営のお店が並びます。ランチで2〜3時間、3,500〜4,500円ほど(2026年シーズン目安)が相場。要予約のお店も多いので、宿の予約と一緒に押さえておくと安心です。
Q4. 1月の伊勢神宮はどれくらい混む?
12月31日〜1月3日は内宮の参拝に最大2〜3時間並ぶこともあります。狙い目は1月4日〜7日ごろ。三が日を外せば、参道を歩いて15〜30分で内宮にたどり着けて、写真も人波が落ち着いた状態で撮れます。
Q5. 鳥羽と志摩、どちらを拠点にするのがいい?
伊勢神宮との距離・水族館・牡蠣を取るなら鳥羽、英虞湾の絶景・伊勢海老フレンチ・大人旅なら志摩賢島。1泊ずつ分けるのがいちばん満足度が高い使い方です。
Q6. 冬の伊勢志摩、レンタカーは必要?
伊勢神宮〜鳥羽は近鉄・JRの本数が多く、電車・バスで完結できます。志摩賢島まで足を伸ばすなら、英虞湾沿いを走るドライブが楽しくなるのでレンタカー利用もおすすめ。冬の朝晩は路面が冷えるので、雪・凍結が予報に出る日は無理せず電車利用に切り替えるのが安全です。
まとめ
冬休みの伊勢志摩旅行は、「伊勢神宮重視派/鳥羽湾の景色と海の幸派/志摩賢島の絶景と伊勢海老派」の3軸で考えると、自分の目的に合うプランが見えてきます。伊勢神宮中心ならいにしえの宿 伊久や戸田家、鳥羽湾の景色なら鳥羽国際ホテル・潮路亭、英虞湾と伊勢海老なら志摩観光ホテル ザ ベイスイート・ザ クラシック、というのが私の整理した結論です。
冬の伊勢志摩は「夏に比べて空いていて、料金も落ち着いていて、海の幸が一番うまい」というトリプルメリットが取れる時期。ただし年末年始は別世界なので、行く時期は最初にきっちり決めることが大事です。最新の料金や空室は楽天トラベルや各宿の公式サイトで必ず確認してください。良い冬の伊勢志摩旅になりますように🦪
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