五島列島のクリスマスが、ここ数年でじわじわと注目を集めています。理由はシンプルで、本州のどこにもない光景が広がるから。信徒の方たちが手作りで飾りつけた教会のイルミネーションが、12月になると島のあちこちで灯りはじめ、暗い夜の中にやわらかな光が浮かびあがります。正直、初めてこれを知ったとき「え、こんな場所があったの?」とちょっと驚きました。
五島列島は長崎港からフェリーや高速船でアクセスできる離島で、ユネスコ世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」にも登録されています。島内には多くの教会が点在していて、その歴史と信仰が今もしっかり根づいている場所です。クリスマスシーズンは、この歴史的な背景があるからこそ、特別な雰囲気になります。
とはいえ、「旅行としてどうなの?寒いし、離島だし」と思う方もいるはず。冬の五島列島の平均気温は7〜10度で、長崎県のなかでは比較的温暖な気候です。ただ風が強い日もあるので、しっかりした防寒準備は必要。一方で、空気が澄んでいて星空が格段にきれいな季節でもあります。きびなごや五島産の牡蠣といった冬の旬の食材も楽しめますし、個人的には「穴場の冬旅行先」として激しく推したい地域です。
この記事では、五島列島のクリスマス旅行に興味がある方に向けて、教会イルミネーションの楽しみ方から宿泊ホテルの選び方、アクセス方法まで2026年の最新情報をまとめました。ホテル選びで迷っている方にも、予算・立地・雰囲気別にわかりやすく紹介しています。
五島列島のクリスマスが特別すぎる理由
クリスマスシーズンの五島列島が他の観光地と決定的に違う点は、観光のために作られたイルミネーションではなく、信仰の延長として地域の人たちが飾る教会の光があることです。派手さよりも、どこか静かで心に染みる体験ができます。
上五島の教会イルミネーションは日本夜景遺産にも認定
上五島(新上五島町)には29もの教会が点在しており、12月初旬から1月初旬にかけて信徒の方たちが手作りでイルミネーションを飾ります。この教会イルミネーションは「日本夜景遺産」にも認定されていて、その独自性が評価されています。教会によって装飾のスタイルはさまざまで、華やかにライトアップされているところもあれば、シンプルに灯りが点いているだけの教会もあります。その違いを見て回るのも楽しみのひとつです。
昼間は世界文化遺産の教会建築と海の景色を楽しんで、夜に同じ場所が全然違う表情を見せてくれる、というのが上五島のクリスマス旅行の醍醐味。「昼と夜で同じ教会を見てほしい」という地元の声もよく聞きます。観光客にとっては1泊では時間が足りないくらい、巡りたい教会が多いエリアです。
イルミネーション期間中の注意点として、教会はあくまでも現役の礼拝の場所。地域の方が管理していますので、静かに鑑賞することが大切です。大声で騒いだり、フラッシュ撮影を強行したりといった行動は控えましょう。2026年の点灯スケジュールなど最新情報は長崎県観光連盟の公式サイトでご確認ください。
CHURCH WEEKの教会コンサートは12月だけの体験
毎年12月には「CHURCH WEEK in 上五島 教会コンサート」も開催されます。12月第1週から第3週の金曜日・土曜日を中心に、上五島内の複数の教会を会場にしてプロのクラシック演奏が行われます。空間そのものが楽器のように響く教会の中で生演奏を聴くというのは、コンサートホールとはまた違った体験です。
参加費や申し込み方法は年によって変わることがあるため、長崎・新上五島町の観光サイト「五島の島たび」で最新情報を確認するのがおすすめです。席数が限られているコンサートもあるので、早めにチェックしておくと安心です。
コンサートの開催時間帯は夕方以降のことが多く、その前後で教会巡りや夕食を組み合わせると1日を充実して過ごせます。上五島は宿泊施設の数が福江島より少ないため、宿の確保は早めに動くのが鉄則です。
冬の五島は星空観察とグルメも見逃せない
五島列島の冬は空気が乾燥して澄んでいるため、星空観察のベストシーズンでもあります。島内では「星空ナイトツアー」を開催している事業者があり、ガイドと一緒にリクライニングチェアで満天の星を眺める体験ができます。街灯の少ない離島ならではの暗さが、星空の鮮やかさをひと際際立たせます。
食べ物の面では、冬は「きびなご」の旬。獲れたての新鮮なきびなごを刺身でいただける機会があるのは、主に冬の五島ならではです。また五島産の牡蠣も冬が旬で、牡蠣小屋での豪快な浜焼きを楽しめる場所もあります。五島牛の料理も地元レストランで提供されており、島の食を存分に堪能できる季節です。
五島列島クリスマス旅行におすすめのホテル3選
クリスマスシーズンの五島列島は、12月に入ると予約が埋まりはじめます。特に週末や連休前後は早い段階で満室になることがあるので、気になるホテルは早めに押さえておくのが賢明です。ここでは楽天トラベルで予約できる代表的なホテルを3つ紹介します。
カラリト五島列島|海を望む全29室のこだわりリゾート
五島列島で「泊まりたいホテル」の筆頭によく挙がるのが、カラリト五島列島(Colorit)です。海沿いの高台に建つ全29室のリゾートホテルで、客室テラスから五島灘の海を一望できます。露天風呂付きの大浴場も備えており、冬は温かいお湯に浸かりながら夜の海と空を眺めるという贅沢な時間が過ごせます。
食事は五島の食材にこだわったイタリアンで、伊勢海老や五島牛など地域の食材を使ったコース料理が評判です。口コミを読んでいると「食事だけでも来る価値がある」という声が複数あって、調べていた私もここだけ気になってしょうがありませんでした。宿泊費は他と比べるとやや高めですが、料理込みで考えると納得感があります。
クリスマスシーズンは特別プランが提供されることもあるので、楽天トラベルで早めのプランチェックをおすすめします。施設は福江空港から車で約10分の立地です。
ホテルダウンタウン|2020年オープン・福江港徒歩5分の新しいホテル
2020年3月にオープンしたホテルダウンタウンは、福江港から徒歩5分という抜群のアクセスを誇るホテルです。フェリーや高速船で五島に到着してすぐ荷物を置ける立地の良さは、移動が多い旅行者にとって大きなメリット。全客室に独立したバストイレと洗面台が設置されており、旅行の疲れをゆっくりリセットできます。
24時間使えるコインランドリーも完備されているので、数泊する場合でも荷物を最小限に抑えられます。施設内にはレンタカーのサービスもあり、到着してすぐ島内の観光に出かけられるのも便利。周辺には飲食店やコンビニも徒歩圏内に揃っています。
価格帯はカラリトよりも手頃で、「拠点として使いやすいビジネスライクなホテルが欲しい」という方にはこちらがフィットします。朝食付きプランも用意されています。
ビジネスホテルいりえ荘|コスパ重視ならここ
予算を抑えて五島列島を楽しみたいなら、ビジネスホテルいりえ荘も選択肢のひとつです。福江島中心部に位置し、無料の大型駐車場を完備。全室にWi-Fiが通っており、長崎市内や福岡からのビジネス利用でも人気があります。旅行目的でも観光の拠点として使い勝手がよく、コスパの良さを重視する方から継続的に選ばれているホテルです。
客室はシンプルで機能的。室内にはTV・冷蔵庫・ドライヤー・ズボンプレッサーなど一通りの設備が揃っています。朝食対応のプランも選べます。福江港との間に送迎サービスがある点も、フェリー利用の旅行者にはありがたいサービスです。
クリスマスシーズンの旅行はどうしても宿泊費が上がりがちですが、いりえ荘は比較的リーズナブルな価格帯をキープしているので、食事や体験にお金をかけたい方に向いています。
クリスマス旅行で絶対食べたい!冬の五島グルメ
五島列島は食材の宝庫でもあります。クリスマスシーズンはちょうど旬の食材がそろう時期で、せっかく来たなら島のグルメをしっかり楽しんでほしいです。
冬が旬のきびなごを刺身で
五島列島の冬グルメといえば「きびなご」を外せません。12月から2月が旬のきびなごは、新鮮なものを刺身でいただくのが五島流。小さくて光り輝く身を、酢味噌でいただくシンプルな食べ方が絶品です。本土では刺身で食べられる機会があまりないため、鮮度の高い離島ならではの贅沢な体験になります。
地元の食堂や居酒屋では定番メニューとして提供されていることが多く、「五島に来たのに食べなかった」という後悔だけはしたくない一品です。口コミでも「きびなごの刺身が予想以上においしかった」という声がよく見られます。価格もリーズナブルなので、旅行中に複数回食べる人も少なくありません。
五島産の牡蠣小屋体験
冬の五島では牡蠣も旬を迎えます。五島産の牡蠣は海が澄んでいるためか、クセが少なくて食べやすいと評判です。牡蠣小屋での豪快な炭火焼きは、旅行の思い出として強烈に残る体験でもあります。グループや夫婦での旅行なら特に楽しめる食のアクティビティです。
2026年1月時点の牡蠣小屋の営業状況や価格は変動することがあるため、最新情報は「五島の島たび」などの公式観光サイトでご確認ください。予約が必要な場合もあります。
五島牛のディナーで特別な夜を
クリスマスディナーに五島牛を選ぶのも贅沢な選択肢です。五島牛は長崎県産のブランド牛で、地元のレストランや宿の食事として提供されています。カラリト五島列島のイタリアンでも五島牛を使った料理がメニューに入っており、特別な夜のディナーとして非常に好評です。
クリスマスイブやクリスマス当日は席の予約が埋まりやすくなります。宿泊ホテルのレストランでディナーを予約しておくか、地元のレストランに事前予約を入れておくと安心です。当日飛び込みで入れるお店を探すのは、クリスマスシーズンの五島では難しいことがあります。
楽天トラベルで五島列島の宿を探す冬の五島列島でしかできない観光体験
ホテルと食事の計画が固まったら、昼間の観光をどう過ごすか考えてみましょう。冬の五島には、この季節だからこそ楽しめる体験がいくつかあります。
世界文化遺産の教会群をじっくり巡る
五島列島の教会群はユネスコ世界文化遺産の構成資産のひとつです。夏は観光客が多い時期でもありますが、冬は比較的ゆっくり見て回れます。頭ヶ島天主堂(中通島)や大曾教会、青砂ヶ浦天主堂など、それぞれ異なる建築様式と歴史をもつ教会が点在しています。
教会めぐりの際は、あくまで信仰の場所であることを忘れずに。礼拝中は入れないこともあります。各教会の見学可能時間は事前に確認しておきましょう。クリスマスのミサが開かれる教会もあり、許可を得た上で見学できる場合があります。この時期に訪れるからこそ見られる光景があります。
冬の澄んだ夜空で星空ナイトツアー
五島列島は光害が少ない離島ならではの星空が有名です。冬は空気が乾燥して透明度が高くなるため、特に星空が美しく見える時期でもあります。島内で開催されている「星空ナイトツアー」では、専門ガイドと一緒にリクライニングチェアに寝転がって満天の星を眺める体験ができます。
日帰り観光では体験しづらいプログラムのひとつです。星座の説明を聞きながら、普段の生活では見えない数の星を眺めるのは、クリスマスの夜の思い出として格別のものになります。ツアーは天候によって中止になることもあるため、複数日滞在するプランがおすすめです。
富江温泉で体を温める冬の一休み
冬の五島観光で体が冷えたときは、富江温泉に立ち寄るのがおすすめです。福江島南部の富江港近くにある温泉施設で、地元の方にも愛されている場所です。日帰り利用もできるため、観光の合間に気軽に立ち寄れます。
クリスマスシーズンに温泉で旅の疲れを癒すのは、五島列島ならではの楽しみ方のひとつです。2026年4月時点の料金・営業時間は最新情報を公式サイトでご確認ください。
五島列島へのアクセスと旅程モデル
五島列島への旅行を計画する上で、アクセス方法の把握は欠かせません。本土からの移動手段と所要時間を整理しておきましょう。
長崎から五島へのアクセス
五島列島の玄関口となる福江島へは、長崎港からのフェリーまたは高速船でアクセスするのが一般的です。フェリーは約3時間20分、高速船(ジェットフォイル)は約1時間25分が目安です。長崎市内の観光と組み合わせて旅程を組む方も多くいます。
また、長崎空港から五島つばき空港(福江島)への飛行機も運行しています。所要時間は約30分で、飛行機が苦手でない方は最も短時間で島に到着できる手段です。航空会社と船会社のどちらを使うかは、出発地からの接続と予算で判断してください。
上五島(新上五島町)へは、長崎港からの定期船(有川港)や福岡・博多港からのフェリー(有川港・鯛ノ浦港)などを使います。教会コンサートや教会イルミネーションを上五島で楽しむ場合は、上五島への移動ルートも事前に確認しておきましょう。
2泊3日のクリスマス旅程モデル
クリスマスシーズンに五島列島を楽しむなら、最低でも2泊3日は確保したいところです。1日目は移動と福江島の市内散策、夕食で五島グルメを体験。2日目は上五島に日帰りまたは宿泊移動して教会イルミネーションを堪能し、夜に教会コンサートへ。3日目は福江島に戻り、温泉や観光スポットを楽しんでから帰路につくスケジュールがまとまりやすいです。
宿泊先を福江島にするか上五島にするかは、メインのお目当てによって変わります。教会イルミネーションやコンサートをメインにするなら上五島に泊まる方が移動が楽です。ただし上五島は宿泊施設の数が限られているため、早めの予約が不可欠です。
旅行保険と天候リスクの備え
離島旅行で気をつけたいのが、天候による船や飛行機の欠航リスクです。冬の五島列島は風が強い日もあり、場合によっては船が止まることがあります。日程に余裕を持たせた計画を立てることと、旅行保険への加入も検討しておくと安心です。「もし足止めになってもそれはそれで島を楽しもう」という気持ちで臨むのが、離島旅行のスタンスとしておすすめです。
楽天トラベルで五島列島のホテルを予約するまとめ
五島列島のクリスマスは、教会イルミネーションという日本でも唯一無二の体験ができる特別な旅行先です。信徒の方たちが手作りで飾る光が、12月の夜の島を静かに照らす光景は、一度見たら忘れられない記憶になります。それに加えて、冬の旬のグルメ、星空ナイトツアー、世界文化遺産の教会群と、1度の旅行でできることがとにかく多い。
ホテルは宿泊スタイルに合わせて選んでみてください。リゾート感と食事のクオリティを求めるならカラリト五島列島、アクセスの良さと新しい設備を重視するならホテルダウンタウン、コスパ優先ならビジネスホテルいりえ荘がそれぞれ強みを持っています。どのホテルも早めの予約が吉です。
旅行先として「穴場」と言える時期が、まだ続いているうちに訪れてほしい場所のひとつです。楽天トラベルでプランをチェックして、クリスマスの五島列島を体験しに行ってみてください。
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