東京の中心地・丸の内は、グルメの激戦区でもあります。東京駅に直結する丸ビルや新丸ビル、丸の内テラス、東京ステーションホテルなど、名だたる施設にトップシェフたちのレストランが集結しているエリアです。フレンチからイタリアン、日本料理、広東料理まで、一歩踏み出せば世界の美食が待っています。
はじめて丸の内でごはんを食べようとすると、「どこがいいの?」「予約は必要?」「予算はいくらぐらい?」と迷うことも多いと思います。丸ビルだけで5フロア以上にレストランが入っていますし、新丸ビルもほぼ全フロアが飲食店。どれを選べばいいか分からなくなりますよね。
この記事では、2026年4月時点の最新情報をもとに、丸の内で食べるべきおすすめレストランを15店ご紹介します。ランチ・ディナー別に分けて解説しますので、シーンに合わせてお店を選んでいただけます。また、グルメ散策のモデルコースと、泊まりで楽しみたい方向けのホテル情報もまとめました。
丸の内グルメの特徴と知っておきたいこと
丸の内でのグルメを最大限に楽しむために、まずこのエリアの特徴を押さえておきましょう。立地や価格帯の傾向を知っておくだけで、選択肢がグッと絞りやすくなります。
レストランが集まる主要スポット
丸の内のレストランは大きく分けて4つのエリアに集中しています。まず「丸ビル」は地下1階から35階に飲食店が入り、なかでも5〜6階の「丸の内ハウス」はカジュアルな人気店が揃っています。「新丸ビル」も同じく複数フロアにレストランが入り、5〜6階の「新丸の内センタービルディング」には眺めのよいレストランが多い。
「東京ステーションホテル」には高級日本料理やフレンチ、ワインバーなど格調高い店舗が入居しており、接待や特別な記念日にぴったりです。また「丸の内テラス」や「丸の内ブルックリンスクエア」にも新しいレストランが続々とオープンしており、2026年現在も注目度が高いスポットになっています。
ランチとディナーの価格帯の違い
同じお店でもランチとディナーでは価格帯がかなり異なります。ディナーで1人2万円以上するような高級フレンチも、ランチなら3,000〜5,000円でコースが楽しめるケースは珍しくありません。丸の内でランチをするなら、普段よりちょっと背伸びしたお店に挑戦してみるのがおすすめです。ビジネスランチ需要も高いため、スムーズなサービスと適度なコスパを両立させているお店が多いのも丸の内の特徴といえます。
予約の必要性について
人気店は平日ランチでも満席になることがあります。特にディナーは週末の場合、1〜2週間前に予約しておいたほうが安心です。一休.comやTableCheck、ホットペッパーグルメなどのオンライン予約サービスを活用すると手軽に予約できます。ただし、丸ビルや新丸ビルのカジュアルフロアには予約不要の店舗も多いので、当日ふらっと立ち寄りたい方にも選択肢はあります。
丸の内でおすすめのランチスポット7選
平日のランチタイムは12時前後から混み始めます。13時以降にずらすか、事前予約がおすすめです。ここでは2026年現在も人気が続く7店をご紹介します。
フレンチビストロ「eric’S by EricTrochon」(新丸ビル5F)
パリで国家最優秀職人賞(MOF)を受賞したシェフ、エリック・トロションさんが手がけるフレンチビストロです。新丸ビル5Fに入居しており、東京駅の丸の内口を眺めながら食事ができる眺望も人気の理由のひとつ。ランチは前菜・メイン・デザートのコースが5,500円〜と、本格フレンチとしては比較的リーズナブル。本場のビストロ料理を東京でここまでリーズナブルに楽しめる場所はなかなかありません。ゆったりしたいならランチは13時以降がおすすめです。
イタリアン「o/sio」(丸の内ブルックリンスクエアB1F)
代々木上原の人気店「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作さんが手がける姉妹店です。ランチは8,000円のおまかせコース10品。一皿一皿のクオリティが高く、食後に「あのお皿が特によかったな」と振り返りたくなる構成になっています。テーブルの間隔も広めで、ゆっくり食事を楽しめるのも魅力。少し値が張りますが、記念日ランチや大切な人を連れて行くなら文句なしの一店です。
広東料理「カントニーズ 燕」(東京ステーションホテルB1F)
東京ステーションホテルのB1Fに位置するモダン広東料理の店。東京駅丸の内南口直結なのでアクセスも抜群です。ランチは2,000〜3,500円台のセットメニューがあり、飲茶セットが特に評判。上品な空間と洗練されたサービスの中で本格的な広東料理を味わえます。週末は混みやすいので平日利用が快適です。
日本料理「しち十二候」(東京ステーションホテル内)
日本の七十二候(年間を72の気候の節目に分けた伝統的な暦)をコンセプトに、季節の食材を使った会席料理と鉄板焼きを提供しています。ランチの会席コースは11,000円〜で、旬の食材をふんだんに使った料理は見た目にも美しい。接待や両親へのおもてなしにも喜ばれる品格のあるランチです。使う食材は季節によって変わるため、同じお店でも訪れるたびに新しい出会いがあります。
焼き鳥「鳥歐」(新丸ビル5F)
新丸ビル5Fから東京駅の赤れんが駅舎を望む特等席でいただく焼き鳥とジビエの専門店。ランチは3,000〜4,500円のコースが充実しており、炭火で丁寧に焼かれた鶏肉は柔らかくてジューシー。ディナーのイメージが強い焼き鳥ですが、ここではランチからコースを楽しめます。ちょっと特別な日の昼食に使いたいお店です。
フレンチ「モナリザ 丸の内店」(丸ビル35F)
丸ビルの最上階近くに位置し、丸の内の街並みと東京スカイラインを一望できる絶景フレンチ。ランチは4,000〜7,000円台のコースで、昼間の景色を眺めながら本格的なフランス料理をいただけます。窓側の席は争奪戦になるほどの人気なので、早めの予約が必須です。
フレンチブラッスリー「The Upper」(丸の内テラス10F)
大手町駅から徒歩1分の丸の内テラス10Fにある、カジュアルなフレンチブラッスリーです。ランチは2,800〜5,000円台が中心で、Tボーンステーキを含む60種類以上のメニューが揃っています。テラス席では開放感たっぷりの丸の内の空を感じながら食事ができます。ランチの隠れた名店として、口コミで広がりつつあるお店のひとつです。
特別な夜に行きたいディナーレストラン5選
丸の内のディナーは、夜景と料理を同時に楽しめる場所が多いのが魅力です。プロポーズや誕生日、接待など、ここぞという夜に使いたいお店を厳選しました。
ミシュランフレンチ「est」(フォーシーズンズホテル東京大手町)
フォーシーズンズホテル東京大手町内にあるフレンチレストラン「est」は、ミシュランガイド東京2026において5年連続1つ星を獲得しています。料理長がフランスの伝統技法に独自の創意を加えた一皿一皿は、食べ進めるごとに驚きと感動が積み重なっていくもの。コースは30,000円〜と高額ですが、それだけの価値を感じさせてくれる完成度。ホテルのラグジュアリーな空間もあいまって、本当に特別な夜をつくってくれます。
老舗中華「全聚徳」(丸の内)
1864年創業という歴史を持つ北京ダックの老舗。中国を訪れた国賓も食すという超有名店が丸の内にあります。150余年秘伝の製法で仕上げる北京ダックは、パリッとした皮と芳醇な味わいが格別。コースは10,000〜20,000円台が中心ですが、この味を東京で体験できる機会は貴重です。本格中華でサプライズしたいときに覚えておきたいお店です。
フレンチ「モナリザ 丸の内店」(丸ビル35F)
ランチでも紹介しましたが、夜はまた違う顔を見せます。イルミネーションで輝く丸の内仲通りを眺めながらのフランス料理は、特別感がぐっと増します。ディナーは10,000〜18,000円台のコースが中心。記念日プランも用意されているので、誕生日やプロポーズのサプライズにも対応してもらえます。
鉄板焼き「しち十二候」(東京ステーションホテル内)
鉄板焼きコースは隠岐牛(島根県隠岐島産の希少和牛)を使った贅沢な内容。目の前で焼き上げる鉄板のパフォーマンスも楽しめます。会席料理と鉄板焼きの両方を扱っているため、グループ内で好みが分かれても安心です。ディナーは14,000〜25,000円台。大切な人の節目に選びたい一軒です。
イタリアン「Cantinetta Buzz 丸の内」(丸の内)
イタリア・フィレンツェの老舗ワインバーのスピリットを受け継ぐお店。本格的なイタリアワインと、シンプルながら素材の味が際立つ料理が揃っています。ディナーはアラカルトを中心に7,000〜12,000円ほど。ワイン好きの方との食事会や、大人のカジュアルディナーにぴったりです。
丸の内グルメ散策のモデルコース
せっかくなら丸の内の食文化を丸ごと楽しみたい、という方へ。半日かけてじっくり堪能できるモデルコースをご提案します。
午前:仲通りのカフェでモーニング
丸の内仲通りは平日の朝7〜9時ごろからカフェが開いています。ゆっくり仲通りを歩きながら、お気に入りの一軒を見つけてください。高層ビルと街路樹が調和したこの通りは、東京の中心部とは思えないほど落ち着いた雰囲気です。
昼:新丸ビルで眺望ランチ
新丸ビル5〜6Fのレストランフロアへ。「eric’S by EricTrochon」や「鳥歐」など東京駅を眺めながら食事できるお店を選んでみましょう。窓から見える赤れんが駅舎との組み合わせが、丸の内ならではの特別感を醸し出しています。
午後:東京ステーションギャラリーを楽しんだあとでカフェタイム
ランチのあとは東京ステーションギャラリーでアートを楽しんで(入館料:1,200円)。その後は東京ステーションホテルのロビーラウンジでアフタヌーンティー(4,500円〜)を。歴史ある駅舎の内部に設けられたラウンジは、ほかでは味わえない特別な空間です。
夜:丸ビル最上階でディナー
夕暮れから夜にかけて、丸ビルの上層フロアへ移動してディナーを。夜景を楽しみながらの食事は、丸の内グルメの締めくくりにふさわしいひとときです。
泊まりで丸の内グルメを楽しむなら
せっかく丸の内グルメを楽しむなら、翌日も東京観光を続けたい、という方も多いはず。丸の内・大手町エリアには個性豊かなホテルが揃っており、観光の拠点にもなります。
丸ノ内ホテル(施設番号:5562)
丸の内仲通りに面した立地で、東京駅や丸ビルへのアクセスが最高な丸ノ内ホテル。2024年6月に客室を全面リニューアルし、「ネオジャパニズム」をコンセプトにしたモダンで落ち着いた空間に生まれ変わりました。館内レストランも充実しており、チェックアウト後もそのまま丸の内グルメへ繰り出せる動線が魅力です。
ホテルメトロポリタン丸の内(施設番号:56634)
JR東京駅日本橋口に直結したホテルメトロポリタン丸の内は、雨の日でも濡れずにアクセスできる抜群の立地。全室に南向きのビューバスが備わったトレインビュールームも人気で、東京駅を見下ろす眺めは独特の非日常感があります。丸の内のグルメを夜遅くまで楽しんでも、徒歩数分で戻れる安心感は大きなポイントです。
丸の内グルメQ&A
実際に丸の内グルメを楽しむ前に、よく寄せられる疑問にお答えします。
子ども連れでも行ける店はある?
高級レストランが多い丸の内ですが、丸ビルや新丸ビルのカジュアルフロアにはファミリーで入りやすいお店もあります。ただし、接待向けの高級店では子ども連れは難しい場合もありますので、予約の際に確認しておくと安心です。東京駅の駅ナカにも飲食店が豊富なので、子連れの場合はそちらも候補に入れてみてください。
週末でも入れるお店はある?
丸の内は平日のビジネス需要がメインのエリアのため、週末は比較的空いているお店もあります。ただし観光客が増えるため人気店は混雑します。丸ビル・新丸ビルのカジュアルフロアは開店直後(11時〜11時半)を狙うと、並ばずに入れることが多いです。
ドレスコードはある?
高級レストランではスマートカジュアル以上の服装が求められる場合があります。Tシャツやスニーカーで入店できないケースもありますので、予約時に確認してみてください。一般的にはジャケットがあると安心です。
まとめ
丸の内は、フレンチ・イタリアン・日本料理・中華と、世界レベルのグルメが東京駅周辺に凝縮されたエリアです。ランチなら比較的リーズナブルに高級店を楽しめますし、ディナーは夜景とともに特別な時間を過ごせます。
ポイントをまとめると、ランチは新丸ビルや丸ビルの眺望フロアで、ディナーはフォーシーズンズや東京ステーションホテルの格式高い店を選ぶ、というのがひとつの王道パターンです。また、丸の内グルメを1日かけて楽しみたいなら、「丸ノ内ホテル」や「ホテルメトロポリタン丸の内」を拠点にするのがスマートです。
2026年4月時点での情報をもとに記載していますが、営業時間・料金・メニューは変更になる場合があります。最新情報は各店舗の公式サイトや予約サイトでご確認ください。ぜひ丸の内グルメの豊かな世界を体験してみてください。
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