静岡の清水って、なんとなく「桜エビとまぐろの街」というイメージだけで終わらせてしまいがちじゃないですか?でも気になって調べてみたら、これがとんでもなく観光の密度が高い場所でした。三保松原は富士山の世界遺産の構成資産だし、日本平からの眺めは「こんな絶景、清水にあったの?」と思うほどの迫力だし、ちびまる子ちゃんランドは大人も本気で楽しめるミュージアムで…口コミを50件読んでいて、ぜんぶの場所で評価が高くて驚きました。
清水区は静岡市に合併した2003年以降も独自の文化と観光の魅力を保ち続けているエリアで、新幹線の停まる静岡駅から在来線で15分という好立地にあります。東京や名古屋、大阪からもアクセスしやすく、週末の小旅行や連休の旅行先として選びやすいのが強みです。
正直なところ、清水は日帰りで来てさっと観光するのがもったいないエリアです。三保松原、日本平・久能山、清水港エリアをじっくり回ろうとすると、1泊2日くらいの余裕がないとすべての見どころを楽しみきれません。
この記事では、清水の代表的な見どころをエリア別・タイプ別に整理してご紹介します。2026年5月時点の最新情報をもとにまとめているので、旅行計画の参考にしていただけると嬉しいです。富士山ビューの絶景から、港の新鮮な海の幸まで、清水のよさをたっぷりお伝えします。
三保松原|富士山世界遺産の絶景スポット
清水の観光といえば、まずここは外せません。三保松原は静岡市清水区の三保半島にある景勝地で、日本三大松原のひとつに数えられ、2013年にはユネスコ世界文化遺産「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉ー」の構成資産として登録されています。富士山と駿河湾と松林という三拍子がそろった景色は、何百年も前から日本人を魅了し続けてきた本物の絶景です。
羽衣の松と天女の伝説
三保松原の中心的な存在が「羽衣の松」です。天女が羽衣を松の枝にかけて舞ったという伝説が残る、樹齢650年以上の老松。現在見られる松は3代目で、2013年に「現在の木」として正式に引き継がれた松です。
松のそばには「神の道」と呼ばれる参道があり、樹齢200〜400年もの老松が約500本並ぶ幽玄な道が続きます。この道を歩くだけでも、ただの観光地とは違う空気感を感じられます。「写真で見るより断然すごかった」という口コミが多いのも頷けます。夜間はライトアップも行われ、昼とはまた別の神秘的な雰囲気が楽しめます。
三保松原からの富士山ビュー
三保松原の浜辺から望む富士山の眺めは、青い駿河湾と松林を手前に従えた独特の構図で、絵葉書や写真の題材として何世紀にもわたって愛されてきました。晴れた日の富士山の眺めはもちろんですが、海霧がかかる朝や夕暮れ時の眺めも格別です。特に冬の澄んだ空気の日は、富士山のシルエットが際立ってシャープに見えます。
浜辺は砂浜が続いており、散歩しながらゆっくり景色を楽しめます。混雑しにくい時間帯は早朝で、朝日と富士山と松林という贅沢な景色を独占できることも。アクセスは清水駅から路線バスで約30分(三保松原入口バス停下車後徒歩約10分)。マイカーの場合は専用駐車場あり。入場は無料です。現地の最新情報は静岡市の公式サイトをご確認ください。
日本平・久能山|富士山と駿河湾の大パノラマ
三保松原と並ぶ清水エリアの二大絶景スポットが、日本平です。標高307mの丘陵地から眺める富士山と駿河湾の景色は、天気の良い日には思わず息を飲むほどの迫力。2018年にリニューアルオープンした「日本平夢テラス」のおかげで、快適に絶景を楽しめる展望施設に生まれ変わっています。
日本平夢テラス|360度の絶景展望台
日本平夢テラスは、日本平の山頂に整備された展望施設です。内部は木と和紙を使った温かみのあるデザインで、清水出身の建築家・隈研吾氏が設計しました。円形の展望デッキからは360度の大パノラマが広がり、富士山、駿河湾、伊豆半島、三保松原まで一望できます。
「天気次第で絶景か雨景色かが決まる」とよく言われますが、晴れた日に来ると「これを見るためだけに清水に来てよかった」と感じさせてくれる場所です。入場は無料で、施設内にカフェも併設されています。富士山側の席が争奪戦になることも多いので、混雑日は早めの訪問がおすすめです。
日本平ロープウェイで久能山東照宮へ
日本平から久能山東照宮へは、ロープウェイ(片道5分)でアクセスできます。久能山東照宮は徳川家康を祀る神社で、国宝に指定された豪華絢爛な社殿が見どころ。家康が崩御した際にここに初めて葬られたという歴史的な場所で、日光東照宮よりも古い「最初の東照宮」です。
石段1159段(いちいちご苦労)を徒歩で登る選択肢もありますが、ロープウェイを使えば楽に上り下りできます。清水の歴史と絶景を同時に楽しめるコンビネーションスポットです。石段から登る場合は脚力と時間が必要ですが、途中の景色も見ものなので、体力に自信がある方は挑戦してみる価値があります。拝観料は大人500円(2026年5月時点・変動あり)。
清水港エリア|グルメと体験が詰まった港町
清水観光の楽しみのもうひとつが、清水港を中心としたエリアです。新鮮なマグロや桜エビを使った海鮮グルメ、ちびまる子ちゃんランドを擁するショッピング施設、駿河湾を航行するクルーズなど、食と体験の両面から楽しめます。
ちびまる子ちゃんランド|日本唯一の常設ミュージアム
エスパルスドリームプラザ3階にある「ちびまる子ちゃんランド」は、清水を舞台にした人気アニメ「ちびまる子ちゃん」の日本で唯一の常設ミュージアムです。作者のさくらももこさんが清水市(現静岡市清水区)の出身で、作品の舞台となった街で常設施設があるという意義深い場所でもあります。
施設内は「まる子のまち」「まる子の部屋」など複数のゾーンに分かれており、キャラクターとの記念撮影スポットや体験型のアトラクションが充実。子ども向けと思いきや、アニメを見て育った大人が涙をこぼすほど懐かしさと愛情が詰まった空間です。「子どもより親の方が楽しんでいた」という口コミに、完全に納得しました。
2026年5月時点での入場料は大人800円、子供500円程度ですが、変動する場合があるため最新情報は公式サイトでご確認ください。エスパルスドリームプラザには他にも飲食テナントやお土産ショップが入っており、ちびまる子ちゃんランドのあとにそのまま昼食やショッピングを楽しめます。清水に来たら、子どもの頃の気持ちに戻って、ぜひ半日じっくり過ごしてみてください。
清水港の海鮮グルメ|まぐろと桜エビを食べ比べ
清水は全国有数のマグロ水揚げ量を誇る港町です。エスパルスドリームプラザ内の「河岸の市」をはじめ、港周辺には新鮮なマグロを使ったメニューが食べられる飲食店が集まっています。赤身から大トロまで、漁港直送ならではの鮮度と価格のよさは、他のエリアとは比べものになりません。まぐろの刺身定食やねぎとろ丼は、清水で食べると「いつものまぐろと全然違う」と感じる人が続出しています。
また清水では由比港と並んで桜エビの産地としても有名です。春(3〜6月)と秋(10〜12月)が駿河湾の桜エビの漁期で、旬の時期に来ると生桜エビをかき揚げや丼として楽しめます。生の桜エビは産地でしか食べられない希少な食材で、その甘みと風味は冷凍品とまるで違います。「清水に来たらこれを食べなきゃ損」と言い切れる清水の味です。
河岸の市は清水港に面した市場型の商業施設で、水産物の直売所や飲食店が集まっています。観光客向けの鮮魚店も充実しており、お土産に地元の海産物を買って帰る旅行者も多いです。港の風を感じながら食べる海鮮は、室内のレストランとはまた別の開放感があります。
清水のその他の見どころ|歴史・文化・アクティビティ
三保松原・日本平・清水港の三大エリアに加えて、清水にはほかにも訪れてみたい場所がたくさんあります。歴史好き、アクティビティ好き、静かに自然を楽しみたい人まで、それぞれのニーズに応えるスポットが揃っています。
清水次郎長生家|幕末の義賊の故郷を訪ねる
清水が生んだ歴史的人物のひとりが「清水次郎長」。幕末から明治にかけて活躍した侠客で、清水の次郎長として全国的に知られています。清水区内にある「清水次郎長生家」は、次郎長が生まれ育った家が保存・公開されており、江戸時代の生活様式を感じられる見学スポットです。ちびまる子ちゃんランドと同じ清水港エリアにあるので、セットで回るのがおすすめです。
次郎長ゆかりの史跡が点在する清水は、「ちびまる子ちゃんと次郎長の街」として地元のアイデンティティを大切にしている場所。観光案内所でマップをもらって、清水の歴史散歩を楽しんでみるのも一味違った旅になります。
駿河湾フェリー|海から眺める富士山の絶景
清水港から土肥港(伊豆)まで結ぶ「駿河湾フェリー」は、海の上から富士山を眺めるという贅沢な体験ができる航路です。所要時間は約70分で、晴れた日の駿河湾からの富士山ビューは陸地から見るものとはまた違う壮大さがあります。
船上から見る富士山は、左手に駿河湾の青い水面が広がり、右手に伊豆の山々を見渡す開放感の中に浮かび上がります。デッキに出て潮風を感じながらのんびり過ごすひとときは、旅の特別な思い出になること間違いなし。清水側と伊豆側で乗り降りして、両エリアを組み合わせた旅行計画にも活用できます。料金や時刻は公式サイトで最新情報をご確認ください。
清水の観光モデルコース|1泊2日でぜんぶ回る計画
清水の見どころはエリアが点在しているため、効率よく回るには順番と移動手段の計画が大切です。1泊2日あれば主要スポットをほぼカバーできます。
1日目コース|港エリア・清水港グルメを楽しむ
1日目は清水駅周辺をベースに、清水港エリアをじっくりと楽しみます。午前中にちびまる子ちゃんランドでたっぷり過ごし、昼食は河岸の市や周辺の飲食店で清水のマグロや桜エビを堪能してください。午後は清水港のフェリー乗り場周辺を散策したり、清水次郎長生家に立ち寄ったりして、清水の歴史と文化に触れてみてください。夕食は港近くの居酒屋で地の魚介と静岡の地酒を楽しむのがおすすめです。
清水駅からエスパルスドリームプラザ(ちびまる子ちゃんランド)へはバスまたは徒歩20分。エスパルスドリームプラザ内にはさまざまな飲食店やショップがあるので、ちびまる子ちゃんランドを見たあともそのまま時間を過ごせます。清水駅周辺の宿に泊まって翌日に備えましょう。清水シティホテルは清水駅西口から徒歩10mという立地で、移動の手間がかかりません。
2日目コース|三保松原・日本平の絶景を制覇
2日目は絶景を楽しむ日です。午前中に三保松原へ向かい、神の道と羽衣の松を散策してから浜辺で富士山ビューを楽しみます。天気次第ですが、午前中は雲が出やすい富士山も、午後に向けて晴れることが多いという地元民の声もあります。
午後は日本平夢テラスへ。ロープウェイで久能山東照宮まで足を伸ばして、帰りは清水駅方面へ戻ります。静岡のお茶を買ってお土産にするのも忘れずに。このコースは車があると断然効率がよく、マイカーかレンタカーの利用をおすすめします。
清水へのアクセスと宿泊先の選び方
清水の観光を快適に楽しむには、アクセスと宿泊先の選択も大切です。清水駅を拠点にするか、車でフレキシブルに動くかによって旅の効率が変わります。
清水へのアクセス|新幹線・JR・高速道路
東京からは東海道新幹線でまず静岡駅(約1時間)、そこからJR東海道線で清水駅まで約15分が基本ルートです。新横浜〜静岡は「こだま」で約40分。清水駅には在来線しか止まらないため、新幹線は静岡駅か三島駅で降りてJRに乗り換えが必要です。
東名高速道路を使う場合は清水ICまたは日本平スマートICが最寄り。日本平や三保松原など観光地への移動は車が圧倒的に便利なので、マイカーや清水駅周辺のレンタカーの利用を検討してみてください。
清水駅周辺のホテルで観光をスムーズに
清水の観光拠点として最も便利なのは清水駅周辺のホテルです。駅から徒歩数分の「清水シティホテル」はJR清水駅西口から徒歩わずか10mというほぼ駅直結の立地で、翌朝の出発がスムーズです。全館Wi-Fi完備でビジネス利用にも対応しており、コスパの高さから評判が良いホテルです。
清水は観光地でありながら静岡市内というアクセスの良さもあり、静岡市街と組み合わせた観光にも便利です。楽天トラベルでは清水駅周辺のホテルをまとめて比較できるので、予算や条件に合わせて選んでみてください。最新の料金と空き状況は公式サイトや予約サイトでご確認ください。
清水観光のよくある質問|知っておくと便利なこと
清水を初めて訪れる方からよく聞かれる疑問をまとめました。事前に知っておくと、現地でもスムーズに動けます。
清水観光は日帰りと1泊どちらがおすすめ?
正直なところ、清水を本当に楽しむなら1泊がおすすめです。三保松原・日本平・清水港の3エリアを満足ゆくまで回ろうとすると、日帰りでは時間が足りません。特に三保松原は「朝の光が最もきれい」と言われており、宿泊して翌朝に訪れる価値があります。日帰りの場合は、清水港エリア(ちびまる子ちゃんランド+海鮮ランチ)に絞るのが無理のないプランです。
清水観光に車は必要?
三保松原、日本平、久能山東照宮の3スポットをすべて回るなら車があると格段に便利です。バスも走っていますが、本数が少なく移動に時間がかかります。清水駅周辺にはレンタカー店があるので、列車で来てから現地でレンタカーを借りる方法もあります。清水港エリア(ちびまる子ちゃんランド・河岸の市)だけなら駅から徒歩やバスで十分回れます。
清水の観光に最適な季節は?
清水は年間を通して観光できますが、富士山が最もくっきりと見える冬(11月〜2月)は絶景写真を狙うならベストシーズンです。一方、桜エビが旬の春(3〜6月)や新緑の季節もおすすめ。夏は海水浴や駿河湾クルーズが楽しめますが、富士山は雲に隠れやすくなります。秋は紅葉と清澄な空気で日本平からの眺めが最高です。どの季節にもそれぞれの魅力があります。
清水のお土産|地元でしか買えない逸品
清水観光のしめくくりに、地元のお土産もチェックしておきましょう。清水には静岡ならではの食材を活かした逸品が多く、旅の記念や友人へのプレゼントにぴったりです。
桜エビと由比産のお土産
清水と隣接する由比エリアは全国有数の桜エビの産地。乾燥桜エビや桜エビせんべい、桜エビのふりかけなどの加工品は、日持ちするお土産として喜ばれます。河岸の市や清水港周辺の土産物店で手に入れられますが、由比の直売所まで足を伸ばすとさらに種類豊富です。桜エビ関連のお土産はどれも清水・由比の「本場の味」として、他のエリアでは買えない特別感があります。
静岡茶と清水の地酒
静岡は全国有数のお茶の産地で、清水でも質の高い静岡茶が手に入ります。深蒸し茶や本山茶など種類も豊富で、茶葉専門店や土産物店で試飲しながら選べます。「飲んでみて一番おいしかったものを買う」という選び方が一番失敗しません。また静岡には「正雪」「臥龍梅」などの名の知れた地酒も多く、ちびまる子ちゃんランドのある清水で地酒を買ってみるのもおすすめです。重くなりますが、冷酒で飲む清水の地酒は格別です。
まとめ
清水の見どころを改めて整理すると、三保松原(世界遺産・松原の絶景)、日本平夢テラス(360度パノラマ展望)、久能山東照宮(歴史的な国宝社殿)、ちびまる子ちゃんランド(日本唯一の常設ミュージアム)、清水港(マグロ・桜エビのグルメ)の5本柱が揃っています。
どれも本物のよさがあって、「清水って意外とすごい」という感想が出てくるのも当然だなと思いました。日帰りも悪くないですが、1泊2日でじっくり楽しむことで清水の本当の魅力がわかってきます。ホテルの予約は楽天トラベルで確認して、清水観光の拠点をしっかり確保してから出かけてみてください。きっと期待以上の旅になるはずです。
ピックアップ記事



