岐阜ってどんなことができる県か、パッとイメージできますか。名古屋に近い内陸の県、というくらいの印象しかない人もいるかもしれません。でも実際に来てみると、体験や観光の選択肢の豊富さに驚くことが多いエリアです。
長良川の鵜飼観覧という、なかなか他では見られない文化体験がある一方、飛騨高山では着物を着て古い町並みを歩いたり、さるぼぼ作りに挑戦したりできます。ユネスコ世界遺産の白川郷は合掌造りの集落をじっくり見て回れるし、南部の多治見では陶芸体験もできる。エリアが広い分、体験の幅もかなり広いのが岐阜の特徴です。
気になって調べてみたんですが、岐阜の体験スポットは季節によって楽しみ方がかなり変わります。鵜飼は夏〜秋限定(例年5月11日〜10月15日)、白川郷のライトアップは冬季限定など、時期に合わせて行き先を選ぶのがポイントです。
この記事では、2026年時点でおすすめできる岐阜の体験を5つ、エリア別に紹介します。旅行の計画を立てるときの参考にしてみてください。
岐阜の体験を選ぶときのポイント ─ エリアと時期を押さえる
岐阜県は南北に長く、岐阜市・飛騨高山・白川郷・多治見と、それぞれのエリアで体験できることが全然違います。旅行前にどのエリアを中心にするか決めておくと、移動効率がかなり違ってきます。
岐阜市エリア:鵜飼と城下町体験
岐阜市は県の中南部に位置し、新幹線の停まる名古屋駅から在来線で約20分とアクセスしやすいエリアです。長良川での鵜飼観覧、岐阜城や金華山への登山・ロープウェイ体験など、歴史と自然が融合した体験ができます。
岐阜市内を拠点にして飛騨高山へ向かう場合は、岐阜駅からJR高山本線で約2時間。白川郷へは高山から高速バスで約50分なので、岐阜市を起点に1〜2泊で周遊するプランも組みやすいです。
飛騨高山エリア:モノづくり・文化体験
飛騨高山は、江戸時代の町並みが残る「三町伝統的建造物群保存地区」を中心に、着物レンタル・さるぼぼ作り・飛騨家具の木工体験などが揃っています。体験系のコンテンツが集中しているので、観光半日+体験半日というペースで過ごせます。
時期によって楽しめる体験が変わる
岐阜の体験で一番気をつけたいのが季節と開催期間です。長良川鵜飼は例年5月11日〜10月15日の間のみ観覧可能(雨天・増水の場合中止あり)。白川郷の冬期ライトアップは1〜2月の特定週末のみで、事前申込制の年もあります。訪問前に公式サイトで最新スケジュールを確認することをおすすめします。
体験その1:長良川鵜飼観覧(岐阜市)
鵜飼(うかい)は、鵜匠が鵜(ウミウ)を使って鮎を獲る伝統漁法で、岐阜の長良川での鵜飼は1300年以上の歴史を持ちます。観覧船に乗って間近で見られるというのが最大の特徴で、夜の松明(かがり火)と鵜の動きが幻想的な体験です。
鵜飼観覧の基本情報
観覧は鵜飼観覧船に乗船する形式で、大型の乗合船か、小型の屋形船(貸し切り)が選べます。2026年シーズンは5月11日から10月15日の予定です(※悪天候・増水の場合中止)。乗合船の場合、大人3,500円前後(2026年時点、繁忙日は料金が異なる場合あり)が目安で、最新料金は公式サイトでご確認ください。
出発前に屋形船の上で夕食をとり、暗くなった川上から鵜飼が始まるという流れが一般的。船の上でかがり火の光に照らされながら鵜匠の技を見るのは、なかなか他では体験できない体験です。鵜飼シーズン中に岐阜を訪れる機会があれば、ぜひ一度は乗ってみてほしいです。
予約と当日の流れ
予約は岐阜市鵜飼観覧船事務所(電話または公式サイト)、あるいは宿泊ホテルを通じてできます。繁忙日(お盆・土曜日など)は早めに席が埋まるので、旅行日程が決まり次第すぐに予約するのが安心です。長良川沿いの旅館やホテルには、鵜飼観覧プランとセットの宿泊プランを提供しているところも多くあります。
鵜飼観覧と相性のいい宿泊スタイル
鵜飼を楽しむなら、長良川沿いの宿に泊まるのが一番テンションが上がります。川沿いの温泉旅館からは早朝の長良川を眺めることもでき、1日中「岐阜の川の景色」を堪能できます。最新情報は楽天トラベルでプランをご確認ください。
体験その2:飛騨高山のモノづくり体験(高山市)
飛騨高山は古い町並みが有名ですが、体験コンテンツも充実しています。着物・浴衣レンタルをして三町の石畳を歩く「着物町歩き」、「さるぼぼ」と呼ばれる飛騨の縁起人形を作る体験、飛騨家具を用いた木工体験など、1日で複数の体験が楽しめます。
着物レンタルで三町を歩く
高山市内には着物・浴衣のレンタルショップが複数あり、着付けから小物のコーディネートまでセットになったプランが多く揃っています。価格帯は2,000〜4,000円前後が目安(2026年時点)。江戸時代の商家が並ぶ三町(さんまち)の石畳と着物の組み合わせは、写真映えすると人気があります。
正直、普段着物を着る機会がない人でも、1〜2時間で着付けてもらい、そのまま観光に出かけられるのは手軽でいいと思います。高山はコンパクトな観光エリアなので、着物姿で無理なく歩き回れるのも嬉しいところです。
さるぼぼ作り体験
さるぼぼは飛騨地方に伝わる縁起物の人形で、猿のような顔が特徴的です。手足の結び方や着物の色を自分で選んで組み合わせる体験ができるスポットが市内にいくつかあります。所要時間は30〜60分程度で、観光の合間に気軽に立ち寄れます。
自分で作ったさるぼぼはそのまま持ち帰れるので、旅の記念品としてちょうどいいです。子供から大人まで楽しめる体験として、家族旅行でも人気があります。
木工・漆器など飛騨の伝統工芸体験
飛騨高山はかつて「飛騨の匠」と呼ばれる優れた大工を多く輩出した地域で、木工・漆器などの伝統工芸が今も根付いています。市内の工房では、コースターや箸の制作体験ができるところもあります。フラっと立ち寄れる体験施設から、事前予約が必要な本格的な工房まで、スタイルはさまざまです。
体験その3:白川郷の合掌造り集落見学(大野郡白川村)
ユネスコ世界遺産にも登録されている白川郷の合掌造り集落は、岐阜を代表する観光スポットです。「体験」と言うと少し違うかもしれませんが、集落内を歩いて民家の内部を見学したり、そば打ち体験や民芸品作りをしたりと、体験型の楽しみ方ができます。
合掌造り集落の歩き方
白川郷の荻町集落は、世界遺産の合掌造り民家が100棟以上現存する場所で、今も人が実際に生活しています。観光地でありながら「生きている集落」という独特の空気感があります。集落内を自由に歩き回り、公開されている合掌造り民家の内部を見学するのが基本の楽しみ方です。
展望台からは集落全体を俯瞰できるので、まずそこから全体像を把握してから、集落内に降りて散策するのがおすすめの順番です。秋の紅葉・冬の雪景色・春の緑と、季節ごとに全然違う顔を見せてくれる場所です。
体験コンテンツと食事
集落内や周辺施設では、そば打ち体験・飛騨の郷土料理体験・わら細工などの伝統工芸体験が提供されています。白川村は「どぶろく特区」として有名で、地元産のどぶろくを提供している民宿もあります。観光だけでなく体験や食を組み合わせることで、滞在時間が格段に充実します。
アクセスと宿泊
白川郷へは、高山駅から世界遺産バスで約50分が基本ルートです。日帰りツアーも多いですが、集落内の合掌造りの宿に泊まるという体験は唯一無二。予約は早めに動かないと人気の宿はすぐに満室になります。宿泊先は楽天トラベルで最新情報を確認してみてください。
体験その4:長良川でのアウトドア体験(岐阜・郡上エリア)
長良川の上流〜中流域は、夏場を中心にラフティング・カヌー・SUPなどのウォータースポーツが盛んなエリアです。特に郡上エリア(郡上八幡周辺)は川遊びのメッカとして有名で、家族連れからアウトドア好きのグループまで幅広い層が楽しんでいます。
ラフティング・カヌー体験
郡上市周辺では、長良川を使ったラフティングツアーが複数の事業者によって提供されています。初心者・子供向けの穏やかなコースから、ある程度の激流を楽しむコースまで選べます。所要時間は2〜4時間が一般的で、ガイドが同行するので川遊び初心者でも安心して参加できます。
夏の晴れた日に、澄んだ長良川で全身ずぶ濡れになるラフティングは、爽快感が全然違います。「子供が喜んだ」「大人もはしゃいだ」という声を多く見かけました。
郡上八幡の町歩きもセットで楽しむ
郡上八幡は「水の町」として知られる古い城下町で、清流の中に食品サンプル発祥の地という珍しい歴史もあります。食品サンプル作り体験ができる施設があり、アウトドア体験とセットで1日楽しめる組み合わせです。
岐阜市周辺でのアウトドア体験
岐阜市内でも、金華山ハイキング(登山口から岐阜城まで徒歩30〜50分)は手軽なアウトドア体験として人気です。ロープウェイを使えば5分で山頂に上がれるので、体力に自信がない人にも対応できます。山頂からは長良川・名古屋方面・伊吹山を見渡せる眺望が広がります。
体験その5:多治見の陶芸体験(多治見市)
岐阜県南部の多治見市は、美濃焼の産地として全国的に知られる「やきもの」の街です。電動ろくろ・手びねり・絵付けなど複数の陶芸体験が提供されており、岐阜観光の中でも「モノづくり系」が好きな人には特に向いています。
岐阜のホテルを楽天トラベルで探す美濃焼の陶芸体験スポット
多治見市内には複数の陶芸体験施設があります。電動ろくろ体験は、慣れない人でも職人のサポートのもとで湯飲みやお茶碗を作れる体験で、所要時間は1〜2時間が目安。作った作品は後日焼成して送付してもらえるスタイルが多いです(送料別途)。
絵付け体験は、素焼きの器に自分で絵や文字を描く体験で、子供から大人まで楽しめます。完成品をすぐ持ち帰れるプランもあるので、旅のスケジュールに応じて選ぶといいでしょう。
多治見市観光との組み合わせ
多治見市はJR中央本線で名古屋から約30分という近さにあり、岐阜市内からもJRで1時間弱で行けます。「モザイクタイルミュージアム」という珍しいミュージアムもあり、陶芸体験と合わせて半日〜1日で楽しめるスポットです。ひと味違う岐阜の体験を求めるなら、多治見エリアを旅程に組み込んでみてください。
岐阜市内の陶芸体験
岐阜市内でも、駅から近い場所で電動ろくろ体験を提供している工房があります。鵜飼観覧や金華山観光と組み合わせて、岐阜市内で丸1日体験旅行を楽しむ計画も立てやすいです。
岐阜駅前には手軽に泊まれるビジネスホテルが揃っているので、岐阜市を拠点に体験旅行を楽しむスタイルにも対応できます。コンフォートホテル岐阜はJR岐阜駅から徒歩3分ほどで、無料朝食付きのプランが人気です。岐阜市内を起点にして飛騨高山・多治見・白川郷と周辺エリアへの移動拠点として使う旅行プランにも向いています。最新プランはコンフォートホテル岐阜のページでご確認ください。
まとめ ─ 岐阜の体験は「エリア×季節」で選ぶのがコツ
今回紹介した5つの体験を簡単に振り返ります。
長良川鵜飼は5月〜10月の夏〜秋にしか体験できない、岐阜でしか見られない文化体験です。飛騨高山の着物・さるぼぼ体験は通年楽しめて、古い町並みと相性も抜群。白川郷の合掌造り見学は、季節ごとにまったく違う表情を見せてくれます。郡上エリアのラフティングは夏の定番で、体を動かしたい人には特におすすめ。多治見の陶芸体験は名古屋や岐阜市からのアクセスが良く、ちょっと足を延ばすのにちょうどいいです。
岐阜の体験旅行を計画するときに意識してほしいのは、エリアごとの移動時間です。岐阜市から飛騨高山まではJR高山本線で約2時間、高山から白川郷は高速バスで約50分かかります。1泊2日で全部回ろうとすると移動だけで疲れてしまうので、「今回は岐阜市と高山だけ」「次回は白川郷をメインに」のようにエリアを絞るのが現実的です。
どの体験も、宿泊と組み合わせるとより満足度が上がります。楽天トラベルで岐阜の宿泊施設を検索すると、体験プランと組み合わせた宿も見つけやすいです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
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