広島旅行の計画を立てていたら、友人に「せっかくなら呉も行きなよ」と言われて調べ始めました。最初はさらっと寄るだけのつもりだったのに、調べれば調べるほど面白くて、いつの間にか公式サイトや口コミを50件以上読み漁っていた。気になって調べてみたんですが、呉ってこんなに見どころがある街なんですね。
何より驚いたのが、大和ミュージアムが2026年4月23日にリニューアルオープンするということ。約1年間の休館を経てよみがえる大和ミュージアムに、デジタルアーカイブやAR体験など最新技術が加わったとのこと。知らなかった…これ、絶対行かないといけないやつだと思いました。
呉は広島市内から電車で約35〜40分というアクセスの良さながら、見どころの密度が半端ない街です。大和ミュージアムとてつのくじら館という2大スポットを軸に、呉湾艦船めぐりクルーズ、江田島の旧海軍兵学校、音戸の瀬戸の絶景など、半日〜1泊で十分楽しめるコンテンツが揃っています。
この記事では、呉のおすすめツアーと観光スポットをまとめて紹介します。広島旅行と組み合わせて呉を計画している方、艦船好きや歴史好きの方、呉を初めて訪れる方に向けて、ツアーの選び方から宿泊ホテルまでガイドします。
呉観光の基本情報とツアーを選ぶポイント
呉のツアーを選ぶ前に、まずこの街の基本を押さえておくと計画が立てやすくなります。「軍港の街」というイメージがあるかもしれませんが、実際に行ってみると(調べてみると)、歴史・自然・グルメと層が厚い。日帰りで済ますにはもったいない街です。
呉ってどんな街?知っておきたい歴史と魅力
明治時代から「東洋一の軍港」として栄えた呉は、海上自衛隊の主要基地がある現役の軍港都市です。戦前には日本海軍の拠点として、巨大戦艦「大和」を建造した工廠が置かれていた場所でもあります。映画「この世界の片隅に」の舞台としても知られており、近年は若い世代の観光客も増えています。
現在の呉には大型商業施設や飲食店が並ぶ市街地があり、観光客向けのインフラも整っています。大和ミュージアムとてつのくじら館は駅から徒歩5分以内の至近距離にあり、コンパクトに観光できるのも嬉しいポイント。歴史の重みと、瀬戸内の美しい海を同時に楽しめる、ほかにはない街です。
広島から呉へのアクセス
広島市内から呉へは、JR呉線を使うのが最もポピュラーなアクセス方法です。広島駅から快速「安芸路ライナー」や「快速あき」に乗れば、約35〜40分で呉駅に到着します。本数も多いので、気軽に訪れやすい。
フェリーを使うルートもあり、広島港(宇品)から呉港まで約1時間10分。海から呉の港町を眺めながらアクセスできるので、移動そのものが観光になります。時間に余裕があるなら、行きは電車・帰りはフェリー(またはその逆)という選択もおすすめです。
レンタカーなら広島市内から呉道路経由で約40〜50分。江田島や倉橋島まで足を伸ばすなら、車の自由度が圧倒的に高い。観光スポットが散在しているエリアを効率よく回るには、やはりマイカーかレンタカーが有利です。
呉観光のモデルコース(半日・1日)
半日コース(3〜4時間)なら、てつのくじら館とリニューアルした大和ミュージアム、そして呉湾艦船めぐりクルーズを組み合わせるのが王道です。両施設は徒歩30秒の距離にあり、艦船めぐりの乗船場も徒歩圏内。午前中にミュージアムを回って、昼食後にクルーズというコースは時間効率の面でも優秀です。
1日コースなら、午前中に大和ミュージアム・てつのくじら館を見学し、午後に江田島フェリーで旧海軍兵学校を訪問、夕方に夕呉クルーズで締めくくるのが完璧な流れ。欲張りすぎかもしれないけれど、それだけのコンテンツが詰まっているのが呉という街です。
呉湾艦船めぐりクルーズ(最大の目玉ツアー)
呉を訪れたら、これを外すと後悔します。艦船めぐりクルーズは、現役の海上自衛隊基地を海上から見学できる唯一の体験型ツアーです。潜水艦がずらりと並ぶ光景は、テレビや写真で見るのとはまったく別の迫力。これは本物。
呉湾艦船めぐりの概要と魅力
呉湾艦船めぐりは、有限会社バンカー・サプライが運営するクルーズです。乗船時間は約35分。呉中央桟橋ターミナルを出発して、海上自衛隊呉基地に停泊する潜水艦や護衛艦を間近に見て回ります。ガイドによる解説があるので、軍艦の知識がなくても楽しめます。
屋上オープンデッキから見る瀬戸内海は本当に美しい。晴れた日には江田島や倉橋島も見渡せて、「なんでこんなにいい場所なんだろう」と素直に思える景色です。乗船場所はJR呉駅から徒歩約7分と近く、アクセスも良好。料金は要公式サイト確認ですが、観光体験としてのコスパは非常に高いと思います(2026年4月時点。最新情報は公式サイトでご確認ください)。
夕呉クルーズは特別な体験
通常の艦船めぐりと同じルートを、日没時刻に合わせて運航するのが「夕呉(ゆうくれ)クルーズ」です。最終便として毎日設定されており、これを目当てに呉を訪れるリピーターも多い。
見どころは、日の入りのタイミングに合わせて行われる「自衛艦旗降下の儀式」です。ラッパの吹奏とともに艦船から旗が降ろされる場面は、知っていても感動するという口コミが複数ありました。夕日を背景にした軍艦のシルエットは、写真映えも抜群。夜呉に宿泊するなら、ぜひ夕呉クルーズに乗ってほしい体験です。
艦船めぐり乗船前に知っておくこと
海上でのクルーズなので、荒天時は運休することがあります。天候が不安定な季節に行く場合は、公式サイトや当日の運行情報を確認してから出発するのがおすすめ。週末や大型連休は混み合うため、事前予約が可能なら早めに押さえておくと安心です。
酔いやすい体質の方は、波の穏やかな日を選ぶか、酔い止めを準備しておくといいと思います。瀬戸内海は波が穏やかなことが多いですが、念のため。寒い時期は風が強く、オープンデッキでは体が冷えるので、防風対策を忘れずに。
大和ミュージアム(2026年4月リニューアルオープン)
2025年2月から約1年間、リニューアル工事のために休館していた大和ミュージアムが、2026年4月23日についに再オープンします。呉旅行を計画している人には、最高のタイミングかもしれません。
リニューアル後の大和ミュージアムを徹底解説
大和ミュージアムの正式名称は「呉市海事歴史科学館」。目玉展示は言わずもがな、戦艦「大和」の10分の1スケール模型(全長26.3m)で、その迫力は圧倒的です。館内では大和の建造・出撃・沈没の歴史を時系列で学べるほか、「宇宙戦艦ヤマト」との縁なども紹介されています。
リニューアルで追加された見どころは、デジタルアーカイブシステム・4言語対応の多言語ガイド・デジタルサイネージ・AR体験など。施設のバリアフリー化やユニバーサルデザインの導入も進められており、以前より格段に見やすくなっているはず。見学所要時間は約2時間が目安です(2026年4月時点の情報。開館時間や料金は公式サイトでご確認ください)。
てつのくじら館との組み合わせが最強
大和ミュージアムのすぐ隣(徒歩30秒)にあるのが、海上自衛隊呉史料館、通称「てつのくじら館」です。入館料は無料(!)なのに、本物の潜水艦「あきしお」の内部に入って見学できるという、かなりぜいたくな体験が待っています。
実物の潜水艦の中を歩くと、その狭さと機能美に驚かされます。乗組員がどれほど過酷な環境で任務に就いていたかを、体感レベルで理解できます。館内には機雷・掃海・潜水艦の歴史を学べる展示もあり、見学所要時間は40分〜1時間。大和ミュージアムと合わせれば、半日コースの完成です。
周辺の見どころと食事処
大和ミュージアムの向かいには「ビューポートくれ」という複合施設があり、レストランやショップが入っています。呉の名物「呉海自カレー」を出す飲食店もあり、本格的な海軍グルメを楽しめます。大和ミュージアムのミュージアムショップも充実していて、「大和」にちなんだグッズは旅のお土産に最適です。
江田島・音戸の瀬戸観光コース
呉市内の観光を一通り終えたら、近隣の島や絶景スポットも訪れてみてください。呉から30分以内で行ける場所に、これだけの見どころが集まっているのは驚きます。
江田島の旧海軍兵学校(海上自衛隊施設)
江田島は呉港からフェリーで約20〜30分の島です。島内にある海上自衛隊第1術科学校(旧海軍兵学校)は、日本の近代海軍教育の発祥地として歴史的価値が高い施設。明治時代に建てられたレンガ造りの建物が今も現役で使われており、その重厚な佇まいは見る者を圧倒します。
見学には事前申込が必要な場合があります(自衛隊の現役施設であるため)。詳細は海上自衛隊の公式サイトで確認してから訪問計画を立ててください。島内はレンタサイクルで回れるくらいコンパクトで、柑橘系農産物やオリーブなど瀬戸内らしい産物もあります。
音戸の瀬戸と平清盛の伝説
呉市の南西部に位置する「音戸の瀬戸」は、平清盛が1日で開削したという伝説が残る水路です。現在は音戸大橋が架かり、対岸の倉橋島とつながっています。橋の上から眺める海峡の景色は絶品で、春には近隣の観音崎園地に八重桜が咲き乱れます。呉市内から車で約15分とアクセスしやすく、ドライブの途中に立ち寄るのにも最適。
江田島・倉橋島ドライブコース
レンタカーがあれば、江田島と倉橋島の2島を1日でドライブするコースが楽しめます。呉を起点に、音戸の瀬戸を渡って倉橋島へ、さらにフェリーで江田島へ渡るルートは、瀬戸内の島の空気をたっぷり吸えるコース。沿道には牡蠣の養殖場やレモン農園が点在しており、地元の直売所で新鮮な食材を買うのも旅の醍醐味です。
呉で泊まるならこのホテル|おすすめ3選
広島市内に宿泊して呉を日帰りするのももちろん良いですが、呉に宿泊すると朝イチから観光に動けるのが大きなメリットです。夕呉クルーズを楽しんだあとにそのまま宿に帰れるのも楽。呉市内のホテルは広島より価格が抑えめなことが多く、コスパも魅力です。
呉ファーストホテル(施設番号: 38874)
JR呉駅から徒歩約6分の立地で、大和ミュージアムまで歩いて行けます。観光の動線が非常に組みやすいホテルで、朝食を済ませてそのまま徒歩で観光スポットへ向かえるのは旅人にとって最高の環境です。
呉阪急ホテル(施設番号: 7470)
呉の中心部に位置する、阪急系列のシティホテルです。設備のグレードが高く、ゆったりとした滞在ができます。呉を訪れる際のホテルとして、安定感のある選択肢。カップルや家族旅行での呉滞在に向いています。
クレイトンベイホテル(施設番号: 17718)
名前の通り、呉の湾に面した立地を持つホテルです。海が見えるロケーションで、リゾート感覚を味わいながら呉に滞在できます。観光疲れを癒すには、こういう眺望の良い宿がいい。通常のビジネスホテルとは一線を画した、少し贅沢な呉滞在を演出してくれます。
呉ツアー計画でよくある疑問・注意点
初めて呉を旅する方から多い質問をまとめました。計画前にチェックしておくと、当日慌てずに動けます。
大和ミュージアムとてつのくじら館は1日で両方回れる?
回れます。両施設は歩いて30秒という近さで、合計3時間あれば両方を十分に見学できます。同じ日に艦船めぐりクルーズも加えるなら、半日〜1日コースとして組むのがちょうどいい。呉駅を起点に、大和ミュージアム → てつのくじら館 → 昼食 → 艦船めぐり → 夕呉クルーズ(希望者)という流れが効率的です。
呉は日帰りと宿泊どちらがおすすめ?
広島観光のついでに立ち寄る程度なら日帰りで十分です。大和ミュージアム・てつのくじら館の2施設だけなら半日でこなせます。一方、江田島まで含めたり夕呉クルーズを楽しんだりしたいなら1泊が必要。夕暮れ時の艦船めぐりを楽しんだあと、呉の夜の繁華街でお酒を飲んで宿に帰るのは、それはそれで素晴らしい旅の締め方です。
呉観光の穴場スポットと地元グルメ
呉の名物グルメといえば「呉海自カレー」です。海上自衛隊の各護衛艦・潜水艦が実際に提供しているカレーを、市内の飲食店が提供するというもの。各店舗でレシピが異なり、カレーめぐりが一つの楽しみになっています。
もう一つ注目したいのが呉の喫茶店文化。呉にはモーニングサービスを提供する喫茶店が多く、トーストや卵料理が付いた充実のモーニングをリーズナブルな価格で楽しめます。旅先の朝に地元の喫茶店に入るのが好きな方には、ぜひ試してほしい体験です。
まとめ
呉のおすすめツアーと観光情報をまとめました。最後に要点を整理します。
2026年4月の最大のトピックは、大和ミュージアムの4月23日リニューアルオープンです。デジタル技術を取り入れた新しい展示で、戦艦「大和」の歴史をよりダイナミックに体感できるようになっています。呉を訪れるならまさに今が旬のタイミングです。
呉の定番ツアーは、大和ミュージアム・てつのくじら館の2大スポットと、呉湾艦船めぐりクルーズの組み合わせ。この3点セットを押さえれば、呉の魅力を十分に体感できます。時間に余裕があれば江田島まで足を伸ばすと、旧海軍の歴史をより深く理解できるはず。
広島から日帰りでも十分楽しめる呉ですが、夕呉クルーズや江田島を含めるなら宿泊がおすすめです。呉市内のホテルは価格帯が抑えめで、楽天トラベルで比較しながら選ぶとコスパ良く泊まれます。
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