琴平といえば金刀比羅宮の石段、というイメージが強いですよね。「子連れであの石段、本当に大丈夫?」と不安になって調べている方も多いんじゃないでしょうか。
正直なところ、785段の石段は未就学児にはちょっとハード。でも琴平の魅力は参拝だけじゃありません。表参道には子供が夢中になる科学館があって、うどん作り体験もできるし、少し足を延ばせば四国最大級の水族館までアクセスできる。「金刀比羅宮に行くだけ」で終わらせるには、もったいないくらい家族で楽しめる場所なんです。
この記事では、2026年4月時点の情報をもとに、琴平エリアで子供と遊べるスポットを12か所ピックアップし、年齢別の楽しみ方や所要時間の目安、あわせて泊まりたいファミリー向けの宿までまとめました。最新の営業時間や料金は公式サイトをご確認ください。
金刀比羅宮の石段は子供と挑戦できる?年齢別の攻略法
まずは琴平に来たら外せない金刀比羅宮。「こんぴらさん」の愛称で親しまれる全国的なパワースポットですが、本宮まで785段、奥社まで1,368段という石段は子連れには手強い存在です。無理なく家族で楽しむコツを、年齢別に整理しました。
未就学児は大門までの365段を目標に
3〜5歳の子供なら、参道入口から大門までの365段がちょうどいい目標になります。大門までは途中にお店や茶屋が並んでいて、飴を配ってくれる「五人百姓」のポイントもあって飽きにくい。歩幅が小さい子供には、石段を「何段で踊り場に着く」とゲーム化するのもおすすめ。ベビーカーは石段では使えないので、抱っこ紐が必須です。
小学生なら本宮までの785段にチャレンジ
小学生(6歳〜)であれば、本宮までの785段にチャレンジできます。大人の足で片道約40〜50分、子連れだと1時間〜1時間半が目安。途中の「旭社」が本宮だと勘違いしやすいのですが、ここを過ぎた先にある最後の急な石段「御本宮石段」こそが正念場。頑張って登り切った時の達成感は、子供にとって忘れられない体験になります。
行き帰りで「駕籠(かご)」を使う選択も
幼児連れやお年寄り同行の場合、参道入口から大門までは「石段駕籠」というサービスが利用できます。2026年4月時点で上り6,800円・下り3,200円・往復8,500円(最新料金は公式でご確認ください)と価格は張りますが、思い出としてお子さんに乗せてあげるのも琴平らしい体験。ただし本宮までは上がれないので、そこから先は自力で登ることになります。
参拝のあとにゆっくり温泉で足を休めたいなら、石段のふもとにあるこんぴら温泉 琴平グランドホテル 桜の抄が便利。露天風呂で足の疲れをリセットできて、家族連れでも泊まりやすい宿です。
琴平海洋博物館は参道から徒歩5分の室内スポット
石段にチャレンジできない日や、雨の日の強い味方が「琴平海洋博物館(海の科学館)」です。参道口から徒歩5分という好立地にあって、海と船に関する展示が体験型で楽しめる施設。未就学児から小学生まで幅広く遊べます。
操船シミュレーターが子供に大人気
館内でいちばん人気は、本物さながらの操船シミュレーター。瀬戸内海を舞台に船を動かすゲーム感覚の体験で、小学生男子は特に夢中になります。ラジコン船を水槽で操作できるコーナーもあって、兄弟姉妹で奪い合いになるくらい。滞在時間の目安は1時間〜1時間半ほどです。
深海や海難救助を学べる常設展示
常設展示では、深海生物のはく製、海難救助の仕組み、日本の海上輸送の歴史などが解説されています。小学校中学年以上なら、夏休みの自由研究のヒントにもなる内容。展望室からは琴平の町並みと讃岐平野を一望できて、石段を登らなくても高台からの景色を楽しめるのが嬉しいところ。
営業時間と料金の目安
2026年4月時点で、営業時間は9時〜17時(最終入館16時30分)、大人450円・小中学生250円程度。年中無休で運営されているので、旅程に組み込みやすいのもメリット。最新の情報は公式サイトで確認してから訪れてください。琴平観光の「2時間の隙間」をうまく埋めてくれる、便利な室内スポットです。
うどん作り体験は琴平の子供の定番アクティビティ
「香川に来たからには讃岐うどん」と思っている家族に、子供向けの体験型アクティビティとして人気なのが、うどん作り体験です。琴平エリアには体験できる施設が何か所かあって、所要時間や難易度を選んで参加できます。
中野うどん学校 琴平校は約50分の本格体験
琴平で最も有名なのが「中野うどん学校 琴平校」。参道入口から徒歩5分の立地で、約50分でうどんを打つ体験ができます。小麦粉を足で踏んで伸ばす工程は、音楽に合わせてリズミカルに動くのでまるでダンス。子供たちは笑いながら体を動かせる、うどん体験の中でも特に盛り上がる瞬間です。作ったうどんはその場で茹でて食べられて、麺棒と「うどん学校卒業証書」のおみやげ付き。4歳くらいから参加できます。
大庄屋GO!MEN!KOJO!は少人数でじっくり派向け
もう少し静かな雰囲気で体験したい家族には「大庄屋GO!MEN!KOJO!」。築150年の古民家を改装した趣のある空間で、職人さんが丁寧にマンツーマン指導してくれます。こちらは少人数制なので予約必須。観光バスの団体と一緒になりにくいので、うどん作りそのものに集中したいファミリーに向いています。
予約は1〜2週間前が安心
どちらの体験も、週末や連休は朝早い時間から枠が埋まります。旅行日程が決まったら、予約を1〜2週間前までに入れるのが安心。どちらも料金は1人1,600〜2,000円前後(最新料金は各施設公式でご確認ください)。うどん作りのあとは、ことひら温泉 琴参閣などファミリー向けの宿で汗を流すのがおすすめの流れ。
琴平から車で40分の四国水族館で海の生き物と触れ合う
琴平から車で約40〜50分、電車でも予讃線で30〜40分で行けるのが、宇多津町にある「四国水族館」。2020年開業のまだ新しい水族館で、四国各地の海を再現した展示が特徴。琴平に1泊して、翌日のメインを水族館にする家族プランが定番です。
イルカプールから見える瀬戸大橋は絶景
いちばんのフォトスポットは、屋外のイルカプール「渦潮の景」。背景に瀬戸大橋が広がる開放的なロケーションで、イルカのプレゼンテーション時には橋をバックにジャンプする姿が見られます。他ではなかなか撮れない一枚。ベビーカーでの移動もスムーズで、乳児連れでも回りやすい導線になっています。
室内展示は四国の海を再現した演出
館内には四国の太平洋・瀬戸内海・黒潮を表現した大水槽が並び、まるで四国を縦断するように海を旅する感覚で鑑賞できます。特に夜の海をイメージしたエリアは幻想的で、子供たちも静かに見入る雰囲気。2026年現在、チケットは大人2,400円・小中学生1,500円・幼児(3歳以上)500円程度(最新料金は公式サイトでご確認ください)。
琴平からのアクセス方法
車ならことでん琴平線の琴平町から高松自動車道を経由して約40分、電車ならJR琴平駅から宇多津駅まで特急で約30分、そこからシャトルバス。レンタカーを借りれば、帰りに瀬戸大橋を渡って本州側の倉敷まで足を延ばすこともできます。広域ドライブ型のファミリープランを組みたい人にぴったり。
琴平駅周辺で電車好きの子供が喜ぶスポット
電車が大好きな子供を連れているなら、琴平はまさに天国。JR四国・高松琴平電気鉄道の2路線が乗り入れていて、駅と車両が見られるスポットが集中しています。
アンパンマン列車に乗ってみる
JR琴平駅には、岡山・高松方面からアンパンマン列車が発着します。車両全面がアンパンマンのラッピング、車内にもキャラクターが描かれていて、幼児連れには超絶テンションが上がるお楽しみ。指定席は早めに埋まるので、旅行前にJR四国の予約サイトでチェックを。乗り継ぎで琴平から丸亀・高松まで30〜50分の移動が、それだけでアトラクションに変わります。
ことでんの「レトロ電車」も見もの
ことでん琴平線の終点「琴電琴平駅」では、時間帯によっては大正〜昭和初期のレトロ電車が見られます。運行日は限定的ですが、旅程に合えば乗車もできる貴重な体験。駅舎そのものも木造でレトロな雰囲気があって、電車好きの親子にはたまらないスポット。
JR琴平駅そばの「高灯籠」もセットで
JR琴平駅から徒歩5分の「高灯籠」は高さ27メートルの日本一高い木造灯籠。かつては瀬戸内海を航行する船の目印になっていた歴史的建造物で、近くで見ると圧倒される大きさです。電車待ちの空き時間に立ち寄れる、ちょうどいい観光スポットでもあります。
金丸座と資料館で江戸時代の文化に触れる
文化的な体験を子供にさせたい家族には、金刀比羅宮参道脇にある「旧金毘羅大芝居(金丸座)」がおすすめ。江戸時代に建てられた日本最古の芝居小屋で、歌舞伎が行われない時期は内部を見学できます。
舞台裏や花道を自由に歩ける見学ツアー
金丸座の魅力は、歌舞伎が行われていない期間(通常)は舞台裏・奈落(ならく)・花道まで自由に見学できること。手動で回転させる回り舞台のしくみや、役者が登場する「すっぽん」の下に降りられるのが、子供にとっても不思議でおもしろい体験になります。所要時間は30〜45分ほど。
毎年4月の「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は見ごたえ抜群
毎年4月には「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が開催されて、全国から歌舞伎ファンが集まります。2026年も4月に開催予定(日程は公式で要確認)で、チケットは発売日即完売レベルの人気。小学校高学年から大人まで、本物の歌舞伎を体感できる貴重な機会です。この時期に合わせて琴平旅行を計画するファミリーも多く、宿泊予約は早めが鉄則。琴平パークホテルなど歩いて行ける宿を押さえておくと動きやすい。
こんぴら温泉で疲れた体をリセットする家族時間
石段で歩き疲れた後の救世主が、こんぴら温泉郷。参道のふもとに温泉宿が集まっていて、日帰り入浴もできる施設が多いので、子連れでも気軽に温泉気分を味わえます。
家族風呂がある宿を選ぶと安心
子連れで温泉というと「周りに気を遣う」「幼児と性別の違う親がいるとき入浴どうする」と悩みますよね。そんな時は家族風呂(貸切風呂)がある宿が圧倒的にラク。こんぴら温泉の宿の多くは家族風呂を備えていて、時間制で予約できる仕組み。30〜50分の短時間でもリラックスできて、寝る前にはちょうどいいタイミングです。
幼児向けアメニティが揃う宿を選ぶ
子連れで宿を選ぶなら、ベビーベッド・ベビーガード・子供用浴衣・子供用食器などのアメニティが揃っているかをチェックするのが重要。ことひら温泉の大型宿はこういった対応が比較的しっかりしていて、予約時にリクエストすれば対応してくれるケースが多いです。ことひら温泉 琴参閣は家族旅行での実績が多い宿で、子連れ歓迎のプランも用意されています。
夕食はバイキング形式が家族にうれしい
お子さんの「好き嫌い」や「食べる量にムラがある」問題を一気に解決してくれるのがバイキング形式の夕食。琴平エリアの大型ホテルでは、讃岐うどんを自分で作れるコーナーや、地元食材を使ったバイキングを展開する宿が多くて、食事そのものがアクティビティになります。親はビールを楽しみながら、子供は好きなものを自由に取れる、家族全員が満足できる時間。
子連れで琴平を楽しむための1泊2日モデルコース
ここまで紹介したスポットを、子連れで無理なく回れる1泊2日のモデルコースにまとめました。幼児〜小学生向けの、詰め込みすぎないプランです。
1日目:うどん体験→参拝→温泉でゆっくり
午前中に琴平到着、駅近くでうどん作り体験を50分ほど。作ったうどんを昼食にして、午後は金刀比羅宮の参拝へ。未就学児なら大門まで、小学生なら本宮までと家族の体力に合わせて。15時ごろ宿にチェックイン、温泉でゆっくりしてから夕食バイキング、という流れが定番。初日に頑張りすぎないのが、翌日も楽しむコツです。
2日目:海洋博物館→四国水族館でアクティブに
2日目の朝は宿でゆっくりして、チェックアウト前に琴平海洋博物館を1時間。そのあと車(またはJR)で四国水族館へ移動、昼食と合わせて3〜4時間楽しむプラン。帰路は瀬戸大橋経由で本州へ、という広域ドライブ型にもできます。雨の日でも博物館と水族館は屋内中心なので、天候に左右されないのが嬉しいポイント。
雨天・真夏・真冬の代替プラン
真夏の石段登りは熱中症リスクがあるので、8月は早朝(6〜9時)の参拝か、金丸座見学+海洋博物館のインドアプランに切り替えるのが安全。真冬は石段が凍って危ないので、やはり屋内施設中心の組み立てを。楽天トラベルでは季節に合わせて子連れ歓迎プランを絞り込めるので、楽天トラベルで琴平の家族向け宿を探しておくと計画が立てやすい。
まとめ:琴平は家族旅行にちょうどいい「詰まった町」
琴平というと、大人の参拝旅行の印象が強いかもしれません。でも実際に子連れで歩いてみると、参拝・博物館・うどん作り・温泉・電車体験まで、徒歩圏内で驚くほどバリエーション豊かに楽しめる町でした。石段を全部登らなくても、家族それぞれのペースで楽しめる場所がちゃんと用意されているのが、琴平の懐の深さです。
「頑張って全部回る」より、「子供のペースで、でも印象に残る1泊2日」を組み立てるのがこのエリアでの正解。うどんを作って、石段に挑戦して、温泉に浸かって、夜は家族でバイキング。それだけでも十分、忘れられない旅になります。最新の宿泊プランや空き状況は公式サイトで必ずご確認のうえ、楽天トラベルで琴平のファミリー向け宿をチェックしてみてください。2026年の家族旅行が、特別な思い出になりますように。
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