飛騨高山に来て、温泉に入らないのはもったいないとつくづく思います。江戸時代の面影を残す「古い町並み」を歩いた後に、源泉かけ流しの温泉でゆっくりと体を温める。この組み合わせが飛騨高山旅行の醍醐味で、一度体験するとリピーターになる人が多い理由がわかります。
気になって調べてみたんですが、「飛騨高山温泉」という名前は総称で、実際には泉質の異なる4つの源泉が高山市内に点在しています。旅館によって使っている源泉が違うので、「どの温泉に入ったか」によって体験が少し変わります。これを知っておくと、宿選びの基準がひとつ増えます。
この記事では、飛騨高山温泉の特徴と、楽天トラベルで予約できるおすすめ温泉旅館を中心にまとめています。日帰り温泉の情報と、温泉と観光を組み合わせたプランニングのコツも一緒にお伝えします。
古い町並み散策と温泉のどちらも楽しみたい、という方に特に読んでほしい内容です。
飛騨高山温泉の特徴|4つの源泉とその泉質
飛騨高山温泉は、高山市内に複数の源泉が点在する比較的新しい温泉地です。「新興の温泉地」とはいえ、旅館の温泉設備は充実しており、源泉かけ流しを謳う宿も多いです。どんな泉質の温泉なのかを知っておくと、入浴前後の体の変化が面白くなります。
4種類の源泉が混在する珍しい温泉地
飛騨高山温泉は、単一の源泉ではなく、泉質の異なる4つの源泉から成っています。ナトリウム塩化物泉、単純温泉、炭酸水素塩泉などが含まれ、使用する源泉によって「肌がつるつるする」「体の芯まで温まる」という感想の違いが生まれます。
旅館を予約する前に、その宿がどの源泉を使用しているかを確認しておくのが理想ですが、正直なところ楽天トラベルのページだけでは詳細の泉質が分からないことも多いです。気になる場合は宿に直接問い合わせるか、口コミで「肌がすべすべになった」などの感想をチェックするのが実用的です。
共通して言えるのは、飛騨高山温泉は美肌効果が期待できる成分を含む源泉が多く、女性に人気が高いということです。「温泉の後、肌がもちもちした」という口コミが50件中30件以上あるような宿は、泉質が良いサインだと思っています。
日帰り入浴と宿泊利用の違い
飛騨高山温泉を日帰りで楽しむ場合と、宿泊で楽しむ場合では体験の質が大きく変わります。日帰り温泉施設は「たくさん入れること」「観光の途中に立ち寄れること」がメリットで、宿泊温泉旅館は「朝晩2回入れること」「食事と組み合わせて総合的に楽しめること」がメリットです。
個人的には、せっかく飛騨高山まで来るなら1泊はして、食事と温泉を組み合わせた旅館体験をしてほしいと思っています。日帰り入浴は観光のついでに立ち寄るスタイルで使うのが一番自然な使い方で、「温泉が目的なら泊まる」「観光のついでなら日帰り」という分け方がわかりやすいです。
また、飛騨高山の温泉旅館の多くは、夕食に飛騨牛を使った料理が選べます。温泉だけでなく食事も体験に含まれると、旅の満足度がぐっと上がります。
高山市内と奥飛騨温泉郷の違い
「飛騨の温泉」と聞いて混同しがちなのが、高山市街地の「飛騨高山温泉」と、市の奥にある「奥飛騨温泉郷(新穂高・平湯・福地温泉など)」です。どちらも岐阜県・飛騨地方ですが、アクセスと雰囲気がまったく違います。
高山市街地の飛騨高山温泉は、古い町並みや高山陣屋への観光とセットにしやすく、「観光+温泉」を1か所でまとめて楽しみたい方に向いています。一方、奥飛騨温泉郷はより秘湯感・自然感が強く、「温泉だけを楽しみにゆっくり過ごしたい」タイプの旅行者に人気です。今回の記事では、観光と合わせやすい「飛騨高山温泉(市街地)」を中心にまとめています。
飛騨亭 花扇|古い町並から徒歩圏内の高級温泉旅館
飛騨高山を代表する温泉旅館のひとつが「飛騨亭 花扇」です。高山市内で長く続く宿として知られ、温泉の質と飛騨牛料理の評価が高い旅館です。古い町並みや高山陣屋から徒歩でアクセスできる立地で、観光の拠点として使いやすいです。
源泉かけ流しの温泉と木造の情緒
飛騨亭 花扇の温泉は源泉かけ流しで、大浴場と露天風呂を備えています。露天風呂から見える飛騨の山並みは、特に紅葉シーズンに絶景になると口コミで繰り返し語られています。「露天風呂に浸かりながら山の紅葉を見た瞬間、来てよかったと思った」という感想が象徴的で、これは写真では伝わらない体験です。
館内の造りは飛騨の木材を使った和の内装で、廊下や客室に飛騨らしさが感じられます。古民家風の雰囲気が好みの人にはかなりはまる宿だと思います。口コミを読んでいて印象的だったのは、「スタッフが気遣いをしてくれて、温かい対応だった」という声が複数あったことです。ハード面だけでなくソフト面でも評価が安定しているのは信頼できるサインです。
市内観光MAPも旅館のサイトで提供されており、チェックインしてから「どこを歩くか」を相談しやすい環境が整っています。
夕食の飛騨牛が旅の記憶に残る
飛騨高山の旅館で夕食を頼む場合、飛騨牛を使ったプランが多くの宿で選べます。飛騨亭 花扇でも、飛騨牛の懐石料理や鉄板焼きプランが用意されています。飛騨牛はA5等級の黒毛和牛で、サシの入り方が均一でやわらかいと評判です。
「正直、地元の精肉店で食べた飛騨牛より旅館の料理の方が感動した」という口コミが印象に残りました。旅館の料理人が食材を最大限に活かした調理をしているので、同じ飛騨牛でも体験の質が変わります。温泉と飛騨牛のセットは、飛騨高山旅行の王道プランとして外れがないです。
飛騨高山 本陣平野屋 花兆庵|古い町並み目の前の老舗旅館
「本陣平野屋 花兆庵」は、飛騨高山の古い町並み・さんまち通りのすぐそばに位置する老舗温泉旅館です。観光スポットへの立地の近さと、大人向けの落ち着いた雰囲気が評価される宿で、夫婦旅行や記念日利用に選ばれることが多いです。
古い町並みに徒歩1分という圧倒的な立地
本陣平野屋 花兆庵の最大の特徴は、飛騨高山の観光エリアのど真ん中にあることです。チェックインしてから浴衣で古い町並みを散策する、夕食後に中橋の夜景を見に歩く、翌朝早起きして人がいない時間帯の朝市を覗く——こうした行動が徒歩5分以内ですべてできます。観光のために移動する手間がほぼかからないのは、旅の余裕に直結します。
立地の良さを最大限に活かすなら、ここに泊まるのが一番です。温泉は大浴場・露天風呂を備えており、朝晩ゆっくり入れます。夜は古い町並みの静かな雰囲気の中で入る温泉、朝は朝もやが残る時間帯の朝風呂と、時間帯によって温泉の雰囲気が変わるのも楽しみ方のひとつです。
2023年にリニューアルした個室食事処
2023年3月に個室の食事処をリニューアルした本陣平野屋 花兆庵は、夕食の環境も整っています。個室で食べる飛騨牛の懐石料理は、他の宿泊客を気にせずゆっくり食べられるのが好評です。記念日や特別な旅行で「特別感を出したい」ときに向いている宿です。
口コミを読んでいると「チェックアウトの後も荷物を預かってもらって、そのまま観光できた」という声が複数ありました。これは地味にありがたい配慮で、チェックアウト後も荷物の心配なく観光に集中できるのは時間の有効活用になります。
飛騨高山の日帰り温泉施設と利用のポイント
高山市内には旅館以外にも、日帰りで気軽に入浴できる施設があります。観光で立ち寄れる形で温泉を楽しみたい場合や、宿泊は別のホテルにしつつ温泉だけを体験したい場合に活用できます。
「ひだまりの湯」は日帰り温泉の代表格
高山市内の日帰り温泉施設として知られるのが「ひだまりの湯」です。10種類の風呂が楽しめる施設で、岩盤浴やレストランも併設されています。複数の浴槽を楽しみたい場合や、温泉と食事を合わせて利用したい場合に向いています。
宿泊旅館の日帰り温泉(外来入浴)も、多くの施設が提供しています。旅館の日帰り利用は「宿泊者向けの設備を日帰りで体験できる」というメリットがあり、宿泊費をかけずに温泉の質だけを体験する方法として使われています。旅館によって外来入浴の受付時間や料金が異なるので、訪問前に電話確認するのがおすすめです。
日帰り温泉のベストタイミングは平日午前中
飛騨高山の日帰り温泉は、観光客が増える土日や連休にかなり混雑します。特に午後13〜16時台が最も混む時間帯で、脱衣所や浴場が窮屈になることもあります。平日の午前中か、夕方17時以降に訪れると比較的空いています。
1泊2日の旅行であれば、2日目の朝にチェックアウトしてから観光→日帰り温泉→帰宅という流れが体力的に楽です。体を温めて帰路につくのは、疲労回復という意味でも理にかなっています。新幹線や在来線の帰り道で体が温まっていると、そのまま眠れることが多いですよ。
四十八滝温泉しぶきの湯は自然派向き
市街地から少し離れますが、「四十八滝温泉 しぶきの湯 遊湯館」は滝のしぶきと森林浴が楽しめる施設として人気があります。岩盤浴や大浴場もあり、自然の中で入浴を楽しみたい人には向いています。市街地の観光とは違う、自然に浸かるタイプの温泉体験ができます。車移動が前提になる点は覚えておきましょう。
飛騨高山では、市街地と周辺自然スポットを組み合わせるプランが人気です。古い町並み→飛騨の里→滝と温泉、という流れは1泊2日の定番コースとして旅行口コミにもよく登場します。
温泉と一緒に楽しむ飛騨高山の観光スポット
飛騨高山は観光スポットが凝縮されており、1泊2日で主要な見どころをほぼ網羅できます。温泉旅館を起点に徒歩で回れるコースが作れるのが、この街の魅力のひとつです。
古い町並み(さんまち通り)は必訪
高山観光のメインは、江戸時代の商人町の面影を残す「古い町並み・さんまち通り」です。出格子の連なる民家、造り酒屋の軒先に下がる杉の葉玉(「酒ばやし」)、石畳の小路。写真で見るより実物の方が雰囲気があって、「ここが本当に現代の日本か」という感覚になります。
散策自体は無料で、道を歩くだけで江戸時代の空気感を感じられます。試飲無料の造り酒屋が複数あるので、日本酒が好きな人は飲み比べながら歩くのが楽しいです。食べ歩きも豊富で、みたらし団子・飛騨牛串・漬物・和菓子と、歩きながら食べるものに困りません。1時間〜2時間あれば一通り歩けますが、各店をのぞいていると半日かかることもあります。
朝早い時間帯(8〜9時台)は観光客が少なく、特に宿泊者しかいない朝の古い町並みは静かで美しいです。宿泊した場合は、チェックアウト前に朝の散策に出るのを強くおすすめします。
高山陣屋は歴史好きに必見
さんまち通りから徒歩数分のところにある「高山陣屋」は、江戸幕府が飛騨国を直轄支配した際の郡代役所です。江戸時代の陣屋の主要建築物が現存する唯一の施設として国の史跡に指定されています。内部見学ができ、当時の行政の様子や建物の構造を解説してもらいながら見学できます。
入場料は大人440円(2026年4月時点、最新情報は公式サイトをご確認ください)で、30〜60分程度で見学できます。歴史に興味がある人には見ごたえがありますし、建物の保存状態が良いので純粋に古い建築として楽しめます。前庭にある高山陣屋の朝市(毎朝7〜12時頃)も有名で、地元の野菜や漬物が並びます。
飛騨の里は合掌造り民家が集まる野外博物館
「飛騨の里」は、合掌造りをはじめとした江戸時代の民家を移築・復元した集落博物館です。1か所で複数の合掌造り民家を見られるので、白川郷まで足を延ばす時間がない場合の代替として使われることもあります。蚕や麻の栽培・加工を行っていた農家の暮らしが再現されており、冬の雪景色と合掌造りの組み合わせが特に美しいです。
飛騨の里から市街地への移動はバスまたはタクシーで10〜15分ほどです。宿泊旅館によってはシャトルバスを出しているところもあるので、チェックイン時に確認してみてください。
飛騨高山の旅行を計画するなら、楽天トラベルで温泉旅館を検索してみてください。紅葉シーズン(10〜11月)と桜シーズン(4月中旬)は特に人気が高く、早期予約が必要です。
飛騨高山温泉旅行のベストシーズンと予算感
飛騨高山の旅行は、時期によって気候・混雑・料金が大きく変わります。温泉とセットで楽しむには特定のシーズンが向いていて、事前に把握しておくと後悔のない旅になります。
紅葉シーズン(10〜11月)が最も美しい
飛騨高山の紅葉は10月下旬〜11月中旬がピークです。古い町並みのケヤキや、旅館の庭園の紅葉が重なって、温泉から見る景色が特別になる時期です。露天風呂から紅葉を楽しむという体験は、この時期にしかできません。ただし、紅葉シーズンは観光客が最も増える時期でもあり、人気旅館は2〜3か月前から予約が埋まります。
「口コミで紅葉の写真を見て、すぐ同じ宿を予約した」という人が多いほど需要が集中します。紅葉の時期に行きたいなら、8月頃には予約を確保するのが現実的です。
冬(12〜2月)は雪景色と温泉のセットが最高
飛騨高山は豪雪地帯で、冬は古い町並みが雪に覆われる風景が見られます。雪の古い町並みを見てから温泉に入るという体験は、他のどこでもできない飛騨高山の魅力です。ただし交通が不便になることも多く、高速道路や鉄道の遅延・運休リスクがあります。冬旅行を計画する場合は、アクセス手段と日程に余裕を持たせることをおすすめします。
料金面では、冬(12〜2月の平日)は繁忙期の紅葉シーズンより比較的安く泊まれる時期があります。防寒対策をしっかりして冬の飛騨高山を楽しむのは、旅好きには特別な体験になります。
1泊2日の費用目安
飛騨高山への1泊2日旅行の費用目安(名古屋発・2人1室)は以下のイメージです。JR特急ひだで名古屋〜高山往復が1人約1万3,000〜1万5,000円。温泉旅館の1泊2食付きが1人2万〜4万円。観光費(高山陣屋入場・飛騨の里入場・食べ歩き)が5,000〜1万円。合計すると1人4万〜6万円が現実的な予算です。
宿泊費の節約には、楽天トラベルの早期予約割引(早割)やポイント利用が効果的です。楽天カードを使うとポイント還元率が上がるので、定期的に飛騨高山を訪れる方は合わせて使うのがお得です。
まとめ|飛騨高山の温泉は観光との相乗効果が最大の魅力
飛騨高山の温泉のおすすめポイントをまとめると、古い町並み・高山陣屋・飛騨の里などの観光スポットと温泉が徒歩圏内で完結することです。移動に体力を使わず、歩いて観光して、旅館に帰って温泉に入って飛騨牛を食べる——この一連の流れがスムーズにできるのが飛騨高山の強みです。
宿を選ぶポイントは、立地(観光スポットへの近さ)・温泉の質(源泉かけ流しか)・食事プランの内容の3つです。今回紹介した飛騨亭 花扇と本陣平野屋 花兆庵は、どちらもこの3点で評価が安定しています。予算や旅のスタイルに合わせて選んでみてください。
宿の空き状況は時期によって変動するので、楽天トラベルで最新情報をご確認ください。飛騨高山の旅が素晴らしいものになりますように。
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